シルタス!

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映画評…スリーデイズ…「目的意識を持つ」ってこういう事なのかも。

------------------------- 『告発のとき』のポール・ハギスが監督・脚本を務める本作は“隠れた名作”と評判の高い2008年のフランス映画『すべては彼女のために』のリメイク。本作でも犯罪や暴力とは無縁の一般人が“妻を脱獄させる”という設定なので、アクションスターのラッセル・クロウにあえてアクションを封殺させている。妻を救うためとはいえ、一般人が犯罪に手を染めるには大きなハードルがあるだろう。犯罪組織にツテもない主人公が最初にインターネットで調べたりするリサーチ部分は、私たちも考えつきそうな感じだが、失敗して恐怖に身がすくんだり、犯罪者にひどい目に遭ったりするところがリアル。ここを丁寧に描かないと、主人公が妻を脱獄させようとする後半が、絵空事にしか見えなくなってしまうからだ。 ------------------------- 見終わった後に、何とも言えない気持ちになる映画でした。 冤罪だと思われる罪で受刑中の妻を、刑務所から救出するために、あの手この手を考えて行動する夫。今までの自分のキャラや思考からすれば絶対にしないような事も、躊躇なくやっていきます。 「目的意識を持て」とはよく言ったもんですが、要はそれを「ただやる」人と「意識してやる」人では、結果が大きく違ってきます。分かりやすく言えば、あるテーマについて本当に知りたくて、自分で調べて自腹でセミナーに来てる人と、会社から「行って来い」と言われたからただ来た人では、その時間に得られるものが違うという事です。 これは意識レベルの話ですが、トレーニングにおいても、メニューをただ作業のようにこなす人と、なりたい姿や肉体が明確にイメージできている人では、結果が大きく変わるそうですよ。恐ろしいような、心強いような。。 そんな訳でこの主人公も、「妻を救いたい」という目的意識の中で、どんどん予想外の行動を取っ手いきます。 やっぱり目的意識の力ってすごいな。。