企業が登るときは賑やかに、落ちるときは静かに。
創刊80年の老舗「Newsweek」の凋落(島田範正)
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隆盛を極めたような大企業の没落が、もはやあまり珍しくは映らなくなった。
このエントリーではNewsweekだけど日本の大企業も軒並み苦しい。SHARP、Panasonicなんかね。TOYOTAは円安の影響もあって調子いいんだとか。
たま~に大型電気店に行くんですよ。
そしたら機器のハイテクさにいつも驚く。でもさ、これいらね~~だろ?って機能ばかりだよね。
しゃべる掃除機
外から節電状況を確認できるアプリと家電
ピンク色の高級車 など
とか絶対いらないよね。。
日本企業が「モノ作り大国」ってな事で経済が上向きになってきたわけだけど、悲しいかなそれが原因で組織が過剰に肥大化し、その中で部署が細分化された。そこで多くの企業は連携が取れなく(取らなく?)なり、自分や自分の部署の実績ばかり追って、他部署の足を引っ張るようになり、「会社の利益」を考えなくなった。これは単なる仮説なんだけど、僕が働いてきた会社や関わってきた会社でも大なり小なりこんな感じだったので、大きくは外れてないと思うよ。
製品が売れないと、自分や自分の部署の実績に影響するから、他社製品との違いを出すために新しい「機能」に着目するわけだ。ここで生まれてくるのがこの不要な機能たち。この機能たちもかわいそうだよね・・・
何百億円の開発費と長い年月をかけたきた製品が売れず、数人のチームでディスカッションしながら最短で開発した製品が売れる。この不均衡はこれまでの「神話」を覆すものだと思うな。「大きくて資本を持ってる」モノが強いんじゃなくって、「小さくてスピードがある」モノが現代では強いってこと。
難しいとは思う。
やっぱりね、過去の成功体験があるとなかなかその呪縛から逃れることができない。だって昔うまくいったことはなぜか今回も「イケる!」って思うもんだし、もう一度同じ事をする場合は同じ方法をとってしまうものだから。そこであえて違う方法を試してみよう!って人は珍しいと思う。
大企業なんかはそこで、外部からコンサルだの監査役だのを招聘するんだけど、一人新鮮な人が来たぐらいでカッチカチの人で形成された企業を変えることなんて出来ない。最初は「あなたの自由にやってください!」なんて言って招聘された人も、実際自由にやりだすとその人達自身から露骨に嫌な顔されるんだろうし。カルロス・ゴーンのような人を社長に招かないと難しいよね。
企業って面白くて、落ちて行く時って意外と静かなモノ。
なんか慌てふためきそうな気がするじゃない?でも意外に静かなもんです。「やばいよねーーこのままじゃ~」なんて会議や喫煙室で言いながら、膝まで浸かってた水が腰まできて、いつの間にか首まできて、最後に浸水する。
「茹でガエル」って言葉があってね、カエルを一気に熱湯に入れたら飛び跳ねて逃げるんだけど、水に放り込んで徐々に沸騰させていくと熱されてることに気づかずについには死んでしまうんだって。
急に思い出したから調べてみた。
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「茹でガエル」 Wikipedia
ビジネス環境の変化に対応する事の重要性、困難性を指摘するために用いられる警句のひとつ。
多くのコンサルタントや活動家などによって、自然科学上の実験結果であるかのように語られているが、実際には、カエルは温度が上がるほど激しく逃げようとするため疑似科学的な作り話が広まったものである。
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ウソらしい。
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