残業を減らしたいはずなのに、自分の立ち位置は変えないという矛盾
なぜ残業が多いのか
リンク:起業で成功する社長のための賢いお金の使い方(http://ow.ly/5gkyo)
今日は残業について。
私は個人的に、残業を減らすには完全トップダウンの「強制退去」から始めるしかないと思っています。
なぜなら日本人は、残念ながら「サービス残業」すら当たり前のように出来てしまう民族だからです。
最近でこそ、ワーク・ライフバランスが叫ばれていますが、
「残業減 = 自分の人生の時間増」
この意識が根本的に低いので、「残業を減らす」「日中の効率を上げる」事について、あまり知恵を使いません。
基本的に、時間は「無限」にあるかのように考えていて、期限の無い仕事を延々とやり続けている、そんな感じではないでしょうか。
「残業を減らす」事がテーマで会議をすると、決まって、
「まずは案件を減らしてもらわないと…」
「会社の体制を変えてもらわないと…」
と言う人がいますが、これは根本的に論点が違います。
まず外部要因を批判して、自分の立ち位置を変えないのは都合が良すぎます。
そして、人は必ず低き(楽な方)に流れます。
仮にその外部要因を変わって、時間が出来たとしても、「それはそれなりに」過ごしてしまうものです。
結果として、業務量的には楽になってるハズなのに、残業は減らない。
そして新たなスケープゴード探しをして、完全にいたちごっこ。
でも、まずは基本的な部分を見つめてみる。
一日のタイムスケジュールを見てみると、削減ポイントはたくさんあるはずです。
<例>
タバコを一日に何回も吸いに行っている
立ち話(世間話、不平不満)が長時間にわたる
不要、または不要だと知っているのに、なぁなぁ開催の定例会議
世間話程度の来客対応。
サービス残業をさせる経営者や管理職はまずいと思いますが、要は働き手にも問題はあるかと。
「もっとお金があれば」が口癖の人は、年収が上がってもそう言い続けます。
工夫がなく、あればあるほど使ってしまうからです。
「残業が減れば」と言っていたはずなのに、残業減がテーマの会議をすると難色を示すのは矛盾していますよね。
まずは特例を認めず、完全トップダウンで強制退去から。
最初は必ず批判がでます。
トリンプやユニクロでもそうだったと聞きます。
しかし、トップの本気が伝われば、みんなが動き出す。
そうしたら、否が応でも知恵を出そうとします。
ここは民主的ではなく、トップダウンが大事です。