トラウマがもたらすもの
私はトラウマとは無縁だと思っていた。
トラウマと言うと物凄く大きな精神的な病、例えば、幼少期の家庭内暴力によって、年上の人を見ると怖気づいてしまう、手が震えてしまう、などの事だと思っていた。
でも、今の自分を作っているのは基本的に「過去の経験」である。
そうすると、誰しもが少なからずトラウマを抱えながら今の自分にたどり着いた可能性もある。
トラウマ(心的外傷) … Wikipediaより
心的外傷(しんてきがいしょう)とは、外的内的要因による衝撃的な肉体的、精神的ショックを受けた事で、長い間心の傷となってしまうことを指す。外傷体験(traumatic experience)ともいう。これが精神に異常な状態を引き起こすと心的外傷後ストレス障害となる。
やはり、少し大きなくくりで「病」と定義されるようである。
私は学生時代に、たまにではあるが「目つきが悪い」という理由で、因縁をつけられるような事があった。
私は全くと言っていいほどその本人には無関心だったので、その人たちの「自意識過剰」なのだが…
でもその本人からすると、「見下している」「ずっと見下されていた」となってしまう。
こういう誤解は恐くもあり、迷惑なのだが、未だに強烈に心には残っている。
お陰で、常に人の顔色を伺う癖がついてしまった。
未だにだ。
自分らしく自分を表現すればいいのだが、その事が人に与える影響の方を先に考えてしまう。
これも一種のトラウマだろうと、昨日気付いた。
でも、この原因にさえ気付く事ができれば変わることができる。
変わるための情報を集め、準備をする事ができる。
私は、人の様子を必要以上に気にする事から変わりたいとずっと思ってきた。
ようやくそのタネが見つかった。
あとは変わるだけだ。