映画評…グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち…トンガッてるのは保身から
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南ボストン。ウィル・ハンティングは、MIT(=マサチューセッツ工科大学)で清掃員のバイトをしている。親友のチャッキー、モーガン、ビリーらとつるんで、たびたび警察沙汰の事件を起こしたりとタチが悪いが、実は彼は、特に数学に異様な才能を見せる天才だった。ある日。ウィルは人目を盗んで、MITの掲示板に書かれた難解な数学の証明問題をこっそり解く。出題者のランボー教授は問題を解いたのがウィルと知り、傷害事件で拘置所にいた彼をたずねて、身柄をあずかる。
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過去の名作を拝見。
ガラの悪い掃除係の青年がMITの学生よりも優秀な天才。このくだりはどっかの漫画でも見たような設定だったけどおもしろい。
爽快だったのは、数学の道で賞を取るような権威ある教授よりも頭がよかったり、ハーバード大学近くのバーにナンパしに行った時に、偉人の名言などを持ちだしてケンカをしてくるインテリ学生の上をいく知識で論破するところ。
おれサマ自身は議論があんま得意じゃなくて、白か黒かでぶった切る方だから見てて爽快だった。
結局のところ、トンガッてる人って人よりもおっきな心の中の闇を抱えてたりするわけで、トンガるのも「保身」の一種だったりするんですよ。まぁそれを許容出来るほど世の中は甘くないわけですが、おれサマ個人的にはそういう人好きなんだよな。んで、そういう人とは特に仲良くなってしまう。
たぶんこの主人公も仲良くなれるタイプだろう。