シルタス!

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書評…プロ野球「戦力外通告」(終わらない挑戦編)…改めて感じる “複業” の重要性

-------------------------- --------------------------- --------------------------- 第1章 堀幸一ー「必要とされる人間」であるために 第2章 入来祐作ーあまりにも愚直な野球人生 第3章 三井浩二ー失敗から学んだ人生の教訓 第4章 大越基ー教師・監督としての再出発 第5章 的場寛一ー元阪神ドラ一、充実の新天地 第6章 三浦貴ー夢に向かって握るハンドル --------------------------- TVでもたまに特集が組まれるプロ野球の戦力外通告シリーズ。たまに見ると、華やかなプロの世界の厳しい現実を目にします。 そう言えば最近名前を聞かなくなったな… と思っていたら、ラーメン屋になってたとか。会社員になってたとか。自主トレしながらオファーを待ってる「浪人」してたりとか。 大金を稼ぐ華やかな世界の裏には、そういった現実があるもんなんですね。本書もそのような将来を嘱望されながらも、何らかの理由で戦力外通告をされた経歴を持っている方たちの物語です。 本書を読んで感じたことは、日ごろから色んなケースを想定して準備しておくことの重要性です。もちろん時期やケースによっては「無我夢中に打ち込む」事も必要ですが、物事が永遠に続くことって基本的には稀で、いつしか終わりがきます。そして一番重要なことは、「それでも人生は続く」って事なんですね。なので、その後の人生に向けて準備しておくことは重要です。 会社員であっても、今の仕事を楽しんで精一杯やりながらも、その後の人生でやりたい事について勉強したり、いつ会社に放り出されても生きていけるスキルや知識を学ぶ事は重要です。1日1時間をバカにしてると、1年で365時間を失います。その時間を英語の学習にでもあてれば、独学であってもそこそこの知識を得ることができます。まぁダイエットと一緒で、この「日々の積み重ね」が一番難しいんですがね。 今までは「本業」と「副業」って考え方があったと思います。本業は会社員で、副業でネットオークションをやって小銭を稼ぐようなイメージです。 しかし現代では肩書きに囚われずに、様々な仕事を手掛ける人が増えています。会社員でありながら、本を書き、講演をして、アフィリエイトでも稼ぐ。そんな感じでしょうか。 これはもはや「副業」というサブ的な立ち位置ではなく、全部が本業である「複業」という事です。だからこそ恐れずに複数の選択肢を持ちたいです。毀誉褒貶の激しいプロ野球の世界の方々からそんな事を学びました。 まぁ、やりたい事が多すぎるのが僕の悩みでもあるのですが…