シルタス!

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人生初の宝塚観劇を終えて…色んなことを感じましたので…

『インフィニティ』(雪組)  リンク:公式HP(http://ow.ly/8j6FT) 今日はお客様のご紹介で、人生初の宝塚を観劇しました。 「どんな格好で行ったらいいのか?」「どんな立ち振る舞いをするべきなのか?」「何かルールはあるのか?」あまりにも想像がつかない環境なので、数日前からソワソワしていた僕です。 そして、当日はそれ以上にソワソワしてました(笑) 聞いてはいましたが、まぁ本当に女性のお客さんが多い!(主にマダム)女性が演じる劇なのに、なんで女性の観客が多いのでしょうか。ある種、男性と見立てて応援しているようなフシがあるのでしょうか。男性2:8女性のような感じでしたね。 今日は小劇場の方だったのですが、それでも500名ほど収容できるそうです。(大劇場は2,500人) そしてお客様が主演される方のお知り合いだったので、初観劇にも関わらず、ファンからは抹殺されそうな特等席。7列目のど真ん中。ど真ん中とは、主役が舞台に立ったとき、僕と正対するという事です。その席の価値を分かりきってない僕は、悠々と席に着きましたが、座って初めてその価値に気づく始末。知らぬが仏な感じで最後までいこうと思いましたが、少しばかり申し訳ない気持ちでした。。 貴重な体験だったのでメモを取りながら見て、色々と感じる事がありましたので、順番に書いていきたいと思います。 <見た目だけじゃない何か> やはり主役を張っている方、きらびやかなツヤがありました。 これは僕の持論ですが、芸能人であっても、何かの表現者であっても、ビジネスマンであっても、活躍・成功している人はツヤがあります。脂ギッシュとはまた別です。 なんて言うのでしょうか…あれをオーラと言うのかな。 もの凄い舞台メイクをされているので、素顔は分りかねるのですが、皆さん本当にお綺麗でした。しかし、主役を張っている方は、それ以上の「何か」がありました。なんと言うか… 映えると言うか… 衣装が主役用なのを差し引いても、どこにいても見つけてしまう、という感じです。 芸能人もそうなのですが、顔だけ見るとめちゃくちゃかわいい!かっこいい!のに、なぜか人気のでない人。逆に、顔はそこそこでもめちゃくちゃ人気のでる人がいます。これはその「何か」の違いだと思うんですよね。そんな感じで、トップまで登り詰めるような人はその「何か」を持っています。まぁ、持って生まれた「華」なんでしょうね。 (繰り返しますが、皆さん本当にお綺麗です…) <佇まいで9割決まる> 率直な感想ですが、主役はその「佇まい」で9割がたその価値が決まるような気がしました。 「佇まい」を言い換えると、「言葉が無くてもカッコイイ」という事でしょうか。ハットをかぶって無言で立っているだけで絵になる、後姿を見せるだけで鳥肌が立つ、そういうのって凄いですよね。普通は喋ったりする事で自分を何割り増しかに見せようとするのに、無言でもカッコイイんですから。そんな主役としての「素材の良さ」。 限界はあるでしょうが、僕ももっともっと外見を磨きたいと思わされましたね。 <立場がそうさせるのか、才能か> 一つ目、二つ目に繋がるのですが、どこにいても分かるような存在感や、無言で立っているだけでカッコイイ姿は、元々持っている「華」がそうさせるのでしょうか。それとも、トップという立場に行った事でそれが大きく開花したのでしょうか。 結論としては、恐らく両方でしょうね…もちろん血のにじむような努力もあってのことだと思います。 会社でもそうなのですが、出世したときに人は良くも悪くも変わります。管理職になって、飛躍的に輝きを増す人もいれば、急に保守的になったり、長いものに巻かれだしたりする人もいます。 立場を得た事で、その立場をジャンプ台のようにうまく利用して自分の輝きを増す、それが出来る人がトップにふさわしいのでしょうね。 <異性としても魅力は感じない(*悪い意味ではなく…)> 観劇の最中、ずっと違和感がありました。なんだろう… それは途中で答えに気づいたのですが、舞台に立っておられるメンバーに異性としての魅力を感じなかったのです。僕も男性ですから、普通は女性を「異性」として見て、魅力を感じたりします。しかしそれがなかった。何となくの直感ですが、「男役」を演じていることは関係ないと思います。 恐らく舞台に立っておられるメンバーがエンターテナーとして、役に徹しているからでしょう。要するに、極端言えば女性としての「エロさ」をだしていない。なので見ている側も何も感じない。 これはある意味凄い事です。本当の本当に役に徹しきっているという事ですからね。さすがプロ… <心地の良い歌声と、居心地が悪くなりそうな個性> これも悪い意味ではありません。 あそこまで踊りながら歌いながら、脚本の中で最大限の自己表現をする。歌を聴いていても、本当に心地良くて眠くなるような歌声でした。しかし、各々が舞台から発する個性は、逆に居心地が悪くなりそうなほど強烈なものでした。 それほど各々が手足を使い、髪の毛を振り乱し、目を大きく見開いて自己表現をしているのでしょう。恥ずかしいですが、少し気後れしてしまうような心境で見ていました。 総まとめすると… 素晴らしかったし、自分の体験として「一流」に触れることが出来てよかった。そして見に来ている人たちも、そこそこの立場だと思われる方が多かったので、そういう空気を感じる事ができたのも良かったので、良いことばかりでした。 お誘いくださったお客様には、いっつも本当に本当にお世話になっています。今までの自分からは一番遠い所にあった観劇の機会をくださって、今回も感謝×2です。 そんなこんなでめちゃくちゃ集中して見て、感性がインスパイヤされすぎて、見終わった後は頭痛が… でもまた行きたいなぁ。今回のような席でとは言いませんので…(笑)