シルタス!

“知る” に何かを “プラス” 〜 「人生ネタ的」何でもアリなブログ(今はこちらのメインブログで書いています。http://enrique5581.net/)

高校の同級生との再会に思う 「&quot&#59;ちゃんと&quot&#59;しなさい!」への反抗

一昨日はFacebookを通じて高校の同級生だった女性と再会しました。 実に12年ぶり、いや13年ぶり… どっちでもいいか。。それぐらい久しぶりということです。 で、色々と思うことや感じたことがあって刺激になったのですが、少し冷静になるまで書き下ろすのはやめようと思い、あえて二日寝かせてみました。そして冷静になった今、書いてみようと思います。 彼女は一言で言うと「変わってなかった。」のです。 どこか飄々としてて頭がキレる感じ。オンとオフの切り替えがうまいので、ここぞという時に力を発揮する、そんな印象でした。(久々の再会にもかかわらず、勝手な意見でごめんなさい。) でもその「変わってなかった」事に、ただならぬ凄みを感じたわけです。 学校を卒業して別の学校へ行ったり、バイトをしたり、就職したり、転職したり、新しい人と出会ったり、結婚したりする中で、人は「丸く」なっていきます。世間ではそれを成熟というようですね。 成熟することは良いことも沢山ありますが、決してそれだけではありません。 エゴや個性が薄まり、同調することを優先するようになったり、何事も予想できることや安パイな方をチョイスするようになったり。もちろん人それぞれですが、この傾向にはあると思います。そんな中で、31歳になっても素の自分を保っていることにただただ驚きました。 本人は意識してか、せずか… たぶん「してない」って飄々と言うでしょうが……(笑) 組織に頼ることができない現代社会では、個人の個性が重要で、今後ますますその傾向は強くなると思います。組織に依存して、指示を待って、言われた通りにすればご飯を食べられる時代は終わりました。 ということは、個人が自分の個性を見つけてそれを磨き、伸ばす。そしてそれを存分に発揮することが必要で、それはある意味で「幼い(若い)」「尖ってる」「空気を読まない」ことから養われるモノだと思うんですね。 なぜなら個性が重要視される時代への過渡期ですから、まだまだ多数派依存が主流で、少しそこから外れると「空気を読めないやつ」のレッテルが貼られて、疎外されてしまうからです。 今話題のオリンパス問題もそう。 歴代の経営者や幹部、関係者が、長年空気を読んできたタブーに、空気を読めない外国人経営者が切り込んで一気に露呈しました。慌てた幹部たちはすぐにもっともらしい理由で外国人経営者を解任しましたが、余計に波紋を呼び、今や社会的な問題になっています。昨日も株価はストップ安とか。。 空気なんか読まずに、正しいことをやる。 そんな時代です。 彼女はまだ独身です。しかも28歳ぐらいからやっと正社員として働き出したそうで、周囲からは「“ちゃんと”しなさい。」とか、「協調性が無い。」などと言われるとのこと。 確かに私の経験から言っても、20代の時は「まだまだ若いんだから~」と周囲に言われていたことも、30代になってくると、「自覚を持って~」「後輩を引っ張って~」などと、大人や先輩としてのあり方が求められるようになりました。不思議なもんです。要するに、「もっと“ちゃんと”しなさい!」ってことなんでしょう。 でもこの“ちゃんと”ってなんなんでしょうか。 結局のところ、世の中の一般常識とか、その本人が歩んできた経験や価値観だったり、言い方は悪いですが、所詮はそんなもんです。 人に迷惑をかけたり、法律を犯すようなことは除き、基本的には自分のやりたいようにして、生きたいように生きる、それを追求してもいいのではないでしょうか。 逆にそうやって個人が自分で考えて稼ぐ力を持っていなければ、これからの時代はますます厳しくなるでしょう。 人間は無いものねだりなので、私は彼女を見て「そういう姿勢良いなぁ!」と思ったわけですが、彼女からすると結婚して守るべき存在のある人を見ると「しっかりしてるなぁ!」と思うそうです。でも、全然!自分に自信を持ってほしいし、私もそんなあり方でいたいです。 本当に、心の底からそう思いました。 彼女は、「今の仕事から変わりたいなぁ。」と話してくれました。 「どんな仕事に? もう探してるん?」と質問すると、彼女はその飄々とした表情でこう言いました。 「まぁ、どうにでもなるでしょ。」 iPhoneからの投稿