なでしこジャパンに学ぶ 「気持ちの切り替え」 と、「共通認識」
なでしこジャパンに栄誉賞授与 沢選手「五輪でも金」
リンク:日本経済新聞(http://ow.ly/684HK)
先日のドイツW杯で、なでしこジャパンが成し遂げた優勝という偉業。
これは記憶に新しいところだと思います。
しかし、彼女たちの表情や言動、振る舞いには私は違和感があります。
それは、良い意味での違和感です。
まったくもって「浮かれた」イメージがないのです。
なでしこリーグに2万人を超える過去最高の観客が集まっても、淡々と真剣にプレーする。
TV出演時は、多少はおどけて見せるものの、淡々とW杯を振り返る。
ましてや国民栄誉賞を受賞しても、極めて淡々と…
そして、一番感心するのは、
「次の目標は?」 と聞かれた時の彼女たち。
全員が一様に
「W杯はもう過去の事。」
「オリンピックでの金メダルが次の目標」
「気持ちは既にオリンピックに切り替わってます。」
「オリンピックでも金メダルを取ってこそ、本当のチャンピョンです。」
全員からこういったセリフが聞こえます。
凡人の私からすると、「少しは浮かれてもいいんじゃない?それだけ凄い事をやってのけたんだよ?」と、思ってしまいますが…
でも逆に言うと、それだけ金メダルのハードルの高さや、自分たちの実力(今の立ち位置」を正確に評価できているのだと思います。
つまり、W杯を優勝したからと言って、「自分たちがイチバン上手い」わけではないと…
「次に優勝できる保証を得たわけではない」と…
こういった意識や、気持ちの切り替え、目標の置き方はビジネスに置き換えても非常に学ぶところがあります。
それはそれとして一度受け入れながら、過去の事として受け流す。
そして次に向かう。
非常に勉強になります。