Twitterの可能性
私は半年前からTwitter
をはじめた。
最初は、少し珍しいSNS
だなと。そんな軽い印象だった。
しかし、使うにつれ、そして本や有識者からの情報を取るにつれ、これは世界を変えるメディアなのではないかと思うようになった。
本格的な議論は、様々な有識者が分析してアウトプットされているので、専門家に任せるとして、一般市民から見た見解を書いてみたい。
Twitterの可能性について、私の仮説を裏づけてくれる本を読んだ。
なぜツイッターでつぶやくと世界が変わるのか(上杉隆:著)
最初にこの本のタイトルを本屋で見たときは、「そんなたいそうな…」と思っていたが、自分で散々Twitterを使い倒してから、購入して読んで確信。
簡単に言うと、既存メディアが無力化していくという事。
TVが良い例だが、今までは情報というものは、「個人から」 「メディアを経由して」 発信されていた。
しかし、Twitterは基本的に 「個人(本人)から」 発信される。
今まではまず、メディアが情報を独占して、TVや雑誌にして発信していた。
ゆえに、都合の良い編集や捏造が横行し、一般市民は踊らされ、著名人は信頼を失ってしまうような事がおこった。
もちろん正確な情報もあるのだが、基本的には 「おもしろおかしく書きたて」 「危機感をあおり」 「購買(視聴率)につなげる」 事がほとんど。
TV、物にしても為替にしても。
(でもこれも冷静に考えると、TV局という「広告が収入源」のビジネスモデルを考えれば、スポンサーが得する内容に編集するのは当然なのだが。)
それがTwitterでは、メディアを飛び越えて、個人がダイレクトに情報を発信できる。
しかも① ブログと違い、「見に行かなければ見れない」 メディアと違い、フォローしていれば自動的にタイムラインに情報が飛んでくる。
しかも② リアルタイムに。
しかも③ 内容とタイミングさえあえば、著名人と直接のコンタクトも可能。(たとえば鳩山元総理
、ホリエモン
など)
*しばしば「なりすまし」偽者が登場するので注意。
先日も押尾学のなりすましが登場し、一瞬で2万人のフォロワーを集めたが、偽者と判明。
「普段会えない人から」 「リアルタイムに」 「生(編集されていない)の情報を」 得る事が出来る。
そういった認識を持ってから、仕切りなおして情報収集していると、今まで自分がいかにメディアに操られていたかがよく分かる。
最近は、都合の良い編集にされていたTV内容に対して、本人がTwitterで正確な内容を説明している場面も多い。
ごく最近では、宇多田ヒカルさん
が自分の意図と違うBEST版の販売
に対し、Twitter上で 「不買運動」 をしかける、今まででは考えられないような事も起こっている。(逆プロモーション…)
政治家も自分自身で情報を発信できるようになったため、近年批判の多い、記者クラブ
もこれでは商売あがったり。。。
ただ、先日おもしろい記事を見つけた。
Twitterにつぶやいた情報で、何らかの反応があるのはほんの3割
なんだとか。(リツイートにいたっては6%)
やっぱり、8:2の法則(パレートの法則)から考えても、本当に有益な情報はごくわずかなので、Twitterを通して、情報の選別能力を高める事もできる。
要するに、自分のフィルターを磨く。
そういった意識を持つ事が、常に情報の整合性を確認する(裏をとる)事につながり、仕事のみならず、プライベートにも活きるのではないだろうか。
ソフトバンクは取り組んでいるようだが、Twitterが社内のインフラになる日も近い。
私はそう感じている。