日経新聞社説 : 新卒採用の習慣を廃止しよう
「長すぎ就活」を改めるには
リンク:日本経済新聞(http://ow.ly/5p8cQ)
現代では、余裕のある企業はほとんどないので、人材の育成、教育にかけられる時間とお金もありません。
と言う事は、基本的な採用基準は「即戦力」になります。
ですが、古くからの日本の習慣である「新卒採用」は、枠を減らすだけで今も続いています。
これには、私は非常に疑問を感じています。
「即戦力」が欲しいはずなのに、社会経験の無い人を採用する。
しかも、その採用の過程では、画一化された服装や身だしなみ、受け答えを強いる事になります。
ただでさえ社会経験の無い若い人材に、世の中に出てからは通用しない「就活スキル」を身につけさせるのは、企業側にとっても、若い人材にとってもマイナスです。
どう考えてもプラス材料が思いつきません。
しかし、企業にとってみれば、人材の新陳代謝、世代交代のために若い世代はどちらにしても必要です。
それならば、大学3~4年で就職活動を終え、一年間の猶予があるのならば、もっとインターン制度を活用するべきです。
そこで少なくない社会経験と、会社でのやり方を覚え、卒業後の4月からはほぼ独り立ちができるように育成する。
これが、お互いにとってプラスでだと思います。
人材会社の方に聞くと、今は「第二新卒」が人気だと聞きます。
要するに、「社会人としての基盤が出来た若い人材」の需要はあるのです。
インターン制度を採用すれば、「第二新卒」の人たちよりも2~3年は早く社会で活躍できます。
現代社会では余りあるアドバンテージではないでしょうか。