シルタス!

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和歌山毒物カレー事件に冤罪の可能性とな!?

やはり和歌山カレー事件は冤罪だったのか  リンク:BLOGOS(ブロゴス)(http://ow.ly/kyAxL) 「現場のヒ素は別物」 和歌山毒物カレー事件、弁護団が分析結果  リンク:MSN産経west(http://ow.ly/kyAB3) 1998年に起きたこの事件。 15年前だけど、当時の報道の凄まじさは十代だったヲラも強烈に覚えてるよ。それはそれは恐ろしい事件だと思った。 そしてすぐに犯人として浮上した林真須美被告は、そのふてぶてしそうな風貌からも何となく「悪」に見えたし、実際にそう報道されていた。その後裁判で争ったのだが、2009年4月21日に最高裁判所が上告を棄却し、林真須美被告は戦後始めての女性死刑囚として死刑が確定した。 ところがである。 その後チラホラと「冤罪」の可能性が囁かれだしたのだ。いや、待て待て。あれだけ長い期間をかけて調査をした裁判で冤罪だと!?というのが最初の感想だった。 ま、タイムリーにこの本を読んでるんです。 検察については近年の捏造事件や冤罪事件などで、その是非が問われてるわけですが、この本を読むとなかなかえげつないです。検察が動いた時点で「有罪」は確定していて、それに沿った調書を取りに行くってのは本当なんだなって思った。もちろんこれは、リクルートの江副元社長が取り調べの最中にこっそり記録しておいた手記によるものだから、被害者目線しかないのだけれど、傾向はわかると思うんです。 「お前は○○と○月○日に会ってるハズだ!」 「お前は○○に電話でお願いしたハズだ。お前が忘れてるだけだ!」 「(数時間立たせるなどの拷問の後…) 思い出したか!?」 「お前が否認するなら○○も逮捕するしか無いな!」 「罪を認めたらどうだ。(否認すると)俺にそんな態度をしたのは貴様が初めてだ!」 「ここはひとつ、私の顔を立てて調書にサインしてくれんか?」 「政局にも影響が出るのは避けたい。この内容の調書にサインしてくれんか?」 「世論加熱してきてて、検察も立場がない。サインしてくれ、頼む!」 取り調べで「脅す」ってのは映画でもよく見た事があったから、そこまで驚きはなかったんだけど、事実に反する調書へのサインを「頼む」ってのは何とも不思議な光景だと思った。でも長時間個室に閉じ込められて脅されたら、不安と恐怖と疲労で「もう楽になりたい!」って思ってサインしてしまうんだろうな。今はさ、客観的だから「なんでサインしちゃうんだ!」って思えるけどね。 犯罪者が「生産」されるような事はあってはならないし、これからも起こらないでほしい。 そしてこれらは決して「特別な人」だけに起こる出来事ではなく、一般人においても対岸の火事ではないわけですよ。 今後に注目です。 ★★ポチッと頼んます(´ε` )★★ 人気ブログランキングへ