シルタス!

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今日の脳カツ 8.『きっかけ』を、もはや後戻りできなくなるぐらいに活用する

日本、そして僕個人に深い悲しみと、多くの気づきをくれた東北大震災から一年が経った。その一年を振り返りながら『きっかけ』について考えてみる。 日本中、いや世界中が深い悲しみに包まれた大震災、その後原発問題の後、多くの人が『これは日本再生のきっかけ』『今までの膿が全部でた』と努めてポジティブに捉える論調が発信された。僕も希望を抱いた。しかし一年経ってみると、みんなが期待したほど何も変化してない事に気づく。 人は良くも悪くも忘れていく生き物だ。大震災についても、その時には深い悲しみに包まれたものの、実感が薄れるに連れてどこか他人事になってしまう。そして一周年などの目処を迎えた時に改めて思い出す。 人はそもそも変化を好まない生き物だ。良い悪いではなく、生物は本質的に現状維持をベースとする事で、生命活動を守ろうとする。大きな『きっかけ』があったとしても、その基本機能は揺るがない。 『きっかけ』をうまく活かせる人は、それがきっかだと捉えた瞬間から数日以内に、もはや後戻りができないぐらいの環境を作ってしまう。例えば運動であれば、その日のうちにウェアとシューズを買い、目覚ましを買い、人にも自分の決意を伝える。 これから取り組む事を、今までもやってたかのような空気感になるレベルまで持っていく。逆にきっかけを活かせない人は、何かを買うといった表面的な事までに留まり、空気感を作るレベルまではいかない。だからこそ行動に起こせないし、起こしたとしても続かない。『~だけダイエット』が売れ続ける。 正月を『きっかけ』にする習慣もそう。大晦日と正月は、実は一日しか違わない。でも正月は多くの人が心機一転する大きなきっかけとなっている。しかし、その後はどうなのか…… 『きっかけ』はあくまできっかけでしかない。言い換えると、実はスイッチに手をかけたにすぎない。そのスイッチを押せるか、そしてその後に走り出せるか、走り続けられるか。全ては『きっかけ』を認識した直後からの環境と空気感作りにかかってる。その習慣がつけば、何でもきっかけにできる(^^)