「運」 「才能」 「きっかけ」 「秘訣」 なんてない。
上に行く人間の業をなめんじゃねぇ
常夏島日記(http://ow.ly/75gzU)
この記事を読みながら、ふと思いましたので、サッと書いてみます。
前々から思っていたことですが、人は自分の想像を超える結果や、物事、人に出会った時、驚くほど簡単にそれを評価しようとします。「簡単に」というのは、「一言で」という意味です。
で、その際によく使われる単語が、「運」 「才能」 「きっかけ」 「秘訣」 です。
確かに、何らかの大きな結果や成功を手にしようとしたとき、この要素が絡んでくる事は否定しません。
しかし、人がこのセリフを使うときは、その物事を正確に評価するのではなく、大抵の場合は自己肯定ではないかと思うわけです。
曰く
「~さんは 「運」 がいいよね~。」
曰く
「~さんのあのスキルは 「才能」 だよ。」
曰く
「ああいう 「きっかけ」 に出会えてるから、~さんはいいよね。」
曰く
「~さんがあんな成果出したのは、なんか 「秘訣」 があるんだよ。」
要するに、「自分にはそういう要素が無いから、結果を出せない(成功できない)」んだと。でも、そんなものは存在しないと思うんですよね。よくある成功者の自伝も、分かりやすくする為に、無理矢理言葉にしているだけで、目標設定→実行→検証→再実行、そんな地味で地道な作業を繰り返した結果だと思います。
私自身も、「運がいい」と人に言われる事があります。でも常に違和感がありました。確かに結果的には運がいいように思える物事でも、その伏線ってあるんです、絶対に。
だからこそ私は、人と評価するときに、こういう安易な言葉を使わないようにしたいです。