シルタス!

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書評…あなたを天才にするスマートノート 日々頭を鍛えれば、人生もっと楽しくなる

------------------------- <目次>  僕はこんなノートをつけてきた  まえがき――ノートで「楽に」天才になる  スマートノートの段階(フェーズ)進行  第1フェーズ 5行日記をつける!  第2フェーズ 行動採点をする!  第3フェーズ 論理訓練を始める!  第4フェーズ 見せてお話をしてみよう!  第5フェーズ 脳内リンクが始まる!  第6フェーズ 知識から教養、見識へ!  第7フェーズ ついに世に出る!  あとがき――FREEexシステムについて ------------------------- <天才とは?> 「天才」とは、以下のような3つの能力を兼ね備えた人。  ①発想力  ②表現力  ③論理力    このそれぞれに関して高い能力を持ち、それが強い主体性によって1つの人格の中にまとまっている状態。 <行動採点に反省や後悔は無用>  点数が低いと、人間は意識しなくてもごく自然にやらなくなったり逃げるクセがついてきます。それがこの第2フェーズの目的です。(中略)  スケジュール術や仕事術などの本で「時間の節約をしよう!」という呼びかけをよく見かけます。  でも、そうやって時間を節約する努力なんかより、自分で評価した「採点の低かった行動は繰り返さない」という方が、毎日楽しくなるし、結果として時間も節約できます。(中略)  まず、ひたすら「行動記録」。  そのあとに「行動採点」。  これがもっとも効率のいい、幸せへの近道です。 <ノートでウツ症状が消えた>  本当にビックリしました。人から指摘されるまで気づかなかった。  そう、私のウツ症状が治ったというか、とりあえず「忘れてしまうほどに軽微になった」のは、明らかにスマートノートの成果じゃないですか!  第1フェーズの「今日、あったこと」だけを書くという行為。  第2フェーズの「それに採点して、マイナスはつけない」という思想。  これらはすべて「ウツ」で苦しかった頃、頭の中でしていたことをルール化したものだったんです。 <悩みの"ジャグリング"をやめてノートに書き出す> 悩みの本質、苦しさの本質というのは、「複数の問題を頭の中でグルグルと回している状態」から生まれるのだと気付きました。  これを私は「頭の中でジャグリングしてる」と呼んでいます。  ノートを取らずに悩むことは、悩みをジャグリングのように空中で回しているのと同じことです。(中略)  それよりも、ジャグリングしているものをいったんテーブル上に並べて、腕を組んで考えた方が、事態を冷静に見ることができるでしょう。  記憶だけに頼って脳内で覚えておこうとすることがジャグリングなら、それをテーブル上に並べて一目で見られるようにするのが「紙に書きだす」です。 <解決法は「なぜ」をしっかり考えると生まれてくる>  充分に「なぜ?」と考えたあとで、「じゃあ、どうする?」と解決法を考えると、ちゃんとした答えに行きあたります。  しかし、多くの人が物事を考えるとき、すぐに解決法を考えてしまいます。解決法を考えることを「考える」と思っている人があまりに多い。(中略) 「仕事、やめたい」と思った時、「じゃあどうしよう?」「次の仕事、なににする?」といきなり考えてはいけません。「なぜやめたいのか」を充分に考えること。 「なぜやめたいのか?」という疑問の中に、絶対に「次の一手へのヒント」が隠されています。 <相談された時の使い方>  たとえば、友人から恋愛相談を受けた場合。  白紙のノート見開き2ページにメモ取りながら話を聞いてみてください。  まず相手の話を右ページに箇条書きします。(中略)  次に右ページに箇条書きした内容を一緒に見ながら、左ページに相手が言いたかった要点をまとめたり、図解を描いたりしてみます。  そうすると、相手も感情だけにとらわれずに、冷静に状況を見ることができるようになります。左ページには互いに同意できたやりとりが残ります。(中略)  やってみたらわかりますが、相手はものすごくビックリします。  あなたのことを、とんでもなく頭が良い、と思い込むかもしれません。 <効率追求のみを求める方法を続けると、脳は涸れてしまう>  脳は一時的な効率追求で、たしかに生産性は上がる。だから効果があるとみんな思って、新メソッドに飛びつく。  しかし同時に、脳は工場ではない。生産ラインを作るように思考プロセスは作れない。だからみんな、身につけたはずの思考法がいつの間にか上手く作動しないことに気付く。 「はは~ん、耐用年数が過ぎたんだな。どれ、新型の海外製新思考法でも導入するか」と考える。  違います。「思考法が古くなって作動しない」ではなく、あなたの脳内農場は「収穫物を促成栽培で作りすぎて、涸れ地になってる」だけの状態なのです。 【まとめ】 ノート、メモ術に関する本は、いま凄く沢山出版されています。 それぞれが著者本人が結果を出してきた成功例であり、様々な方法があるでしょう。 そして、「書く」と言う行動は、一件古臭く感じます。 しかし思考と言うのは、頭で考える「思考系」と、書く・入力する・声に出すといった「運動系」の両方を使わないと向上しないそうです。 なので結論としては、「書く」という行為がしっくり来ない方は、他の自分なりの方法に応用すればいいのです。 私自身色んな方法を試してきました。 結果として、このスマートノートが一番しっくりきていて、既に2ヶ月が経過しようとしています。 なので実は、、、本を読んだのは2ヶ月前。 でも、何か「ピン」とくるものがあったので、読んで、やってみて、消化して、体験談が出来てから書評を書こうと思いました。 「問題解決」の為に、論理的に、そして段階的に物事を考えるのは、ビジネスだけではなくて、人生においてもすごく重要な事。 「なぜ?」「なぜ?」「ということは…?」といった掘り下げや連想等を行って考えていく事。 この思考訓練は本当に重要だし、効果もでてきます。 53万部ベストセラーになった「レコーディングダイエット」でお馴染み、『いつまでもデブと思うなよ』執筆の陰にも、このスマートノートの存在があったわけです。
天才と言うと敷居が高いですが、今よりももっともっと活躍できる人材に。 そして、自分の人生をもっともっと楽しめるようになるには、「思考力」の向上は必要不可欠。 その為の大きな手段になりそうです。