シルタス!

“知る” に何かを “プラス” 〜 「人生ネタ的」何でもアリなブログ(今はこちらのメインブログで書いています。http://enrique5581.net/)

書評…結婚のずっと前…人付き合いの本質が詰まったあったかーいメッセージ

-------------------- はじめに 縁 凹んだ時 出会う前に つきあう相手 愛の取り扱い ふたり 幸せ -------------------- 2007年「Newsweek」誌「世界が認めた日本人女性100人」に選出された坂之上洋子による、恋愛・結婚に関するメッセージ集です。僕はその存在をTwitterを通して知りましたが、とてもユニークで個性的な方です。 本書はメッセージ集なので、長くても30分程あれば読めると思います。Twitterでのポジティブな反響が多かったもので興味をひかれ、読んでみました。えてしてメッセージ集というのは、「もっともらしい」事を書いてあるものの、読んだ後に心に残らないことが僕の経験上では多かったので、普段はあまり読みません。 でも……この本は読んで良かった。 その言葉たちそのものの良し悪しよりも、結婚、友人、交友関係、総称すると「人付き合い」についての本質があり、自分も深く考えてみたいと思いました。いや、、考えます。 例えば…(本書から引用します。)  『あなたの1番仲の良い友人3人はどんな人?   彼らはあなたととても似ているはず。   不満を愚痴るばかりの人たちならあなたもたぶんそんな人だし   前向きな人たちならあなたもきっと前向きなはず。』  『自分が間違っていたと気がついたときに、素直にあやまることができる男は強い。   相手が間違っていると思った時でも、笑って許してあげられる女は強い。』 こういう言葉って、一般論として「そうそう」と軽く受け止めるよりも、「果たして自分はどうなんだろう…?」と見直すきっかけになると思いますし、少なくとも僕はそうなりました。 他人や環境の批評に精を出す前に、まず「自分はどうなのか?」。 それを考えて答えが見えたとき、人に対しても寛容になれるのだと思います。そして、人に寛容になれれば、自分で「コントロールできること」と「コントロールできないこと」が明確になり、「コントロールできること」に集中するようになります。 具体的に言うと、他人や環境を変えようとするのではなく、自分を変えようとする。もしくは、自分に合った環境を選ぶようになる。多くの人はここを見誤ってしまい、他人や環境を変えようとするがために、居酒屋での愚痴大会や定例飲み会に参加してしまいます。でもそれは、人生の時間を無駄に浪費している行為だと僕は思うんですよね。 僕自身も既婚で子供がいます。 結婚生活においていつも心に置いている僕の持論を最後に…  『嫁さんとは一生血が繋がることは無い。   だから血が繋がってて本能的に理解し合える子供よりも、   大事に接することが重要だと思う。』 これって大事ですよ。本当に。