プログラマであり、有名な書評ブロガーである
小飼弾氏による読書論。
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<目次>
1章 本を読め。人生は変わる
2章 本を読め。答えは見つかる
3章 「手」で読め。そして「脳」で読め
4章 本を読んだら、「自分」を読め
5章 コストパフォーマンスを考えよう
6章 エロ本は創造力の宝庫だ!
7章 マンガは日本の国宝である
私自身は、年間200冊ほど本を読んでいる。
ジャンルは問わず、気になる本を読んでいるのだが、自分の人生でも今が一番読書をしている時期である。
しかし氏は、幼少の頃には数日でそれを越えてしまうほど本を読んでいて、1日に50冊読まなければ、「あぁ、今日は読まなかったな」と思っていたそうだ。
私の常識は完全に覆され、ただただ恐れ入る。
そして、今の私のとっての読書は、「義務」に近いと思う。
しかし氏の、次の言葉にいきなりカウンターパンチをくらった。
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<抜粋 p18>
読書とは「遊び」。楽しみながら読むことが大前提なのです。
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これは考えを改めたいと強く感じた。
また、本書では読書後それを血肉化して自分のものとするには、アウトプットし、さらにそれによって自分を客観的に見る、つまり「自分を読む」という行為が重要と示されていた。
要するに、自分が今現在考えている事の精度や妥当性を、読書から見出す。
言い換えると、そうやって外の情報に触れなければ、そういった判断は出来ないという事でもある。
そして、今の自分の心に強く響いた言葉を紹介する。
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<抜粋 p121>
ここで注意しておきたいのが、なんらかの目的を持って読書をしないことです。読書を「~しなければならないこと」、つまり仕事にしてはいけません。
仕事の場合は目的を定めないとたいていうまくいきませんが、読書の場合はむしろ目的を持たないほうがいいでしょう。明快な目的を持ってしまうと、読書が「~しなければならないこと」、つまり仕事になってしまうからです。
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まさに今の私である。
読書以外でもそうだが、楽しまなければ基本的に成果は出ない。
読書から得られるものは、本質を見出す事。
文字に捉われて読むのではなく、「構造を読む」癖をつける事。
これによって、現実世界でも本質を読めるようになるはずである。
そういった事をこの本から学んだ。
あと2回は読み返したい。
読書に対する姿勢。
今後は、楽しみながら頭を鍛えていこうと思う。