シルタス!

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【資本主義か?文化か?】サッカー界の成金オーナーたちに思うこと

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どうもシルタス!のJazzy-Tです。

どうやら身体が締まってきたようで、久しぶりに履くパンツがすっぽり入りました。

 

さてさて。

この記事を読みました。

金満、無知、放縦…傍若無人な素人オーナーがプレミアリーグを侵食 – サッカーキング http://ow.ly/t3jku

 

近年、ロシアやアジア圏の成金たちがスポーツチームのオーナーになる例は多くなり、特にサッカーのプレミアリーグは顕著です。ユニフォーム胸のあたりのロゴって、メインスポンサーのロゴが入るんですが、今までは横文字が多かったのに、今や漢字のロゴが入るチームもあります。

 

そしてチームと契約してユニフォームを作るメーカーも、ナイキNIKE)やアディダスadidas)といった世界的にスポーツブランドが今までは多かったのに、アジア圏のオーナーになった途端に自国の新興メーカーに変わったりするので、ユニフォームのロゴが「ん??どこのメーカー?」みたいな感じですね。

 

スポーツがビジネス化するのは別に良い。

それによって資金が潤沢になり、優秀な選手がどんどん有名リーグに集まるし、それによってチームとリーグのレベルは上がる。

 

でもあまりにもビジネス化し過ぎてる。

よくマンチェスターユナイテッドとか、バルセロナとか有名なチームが日本に来たりするけど、あれって本来ならオフシーズンにあたる時に来てるから、選手からすれば休暇返上で来てることが多い。ってことは、厳しいシーズンを戦い終わった選手たちには完全休養する暇があまり無くなるんですよね。

 

もちろんファンとしては嬉しいんだけど、最近怪我をする選手たちの怪我の内容を見てると、どう考えても「使いすぎ」と思われるものが多い。それが強いチームであればあるほど。最悪な場合、試合中に選手が死亡する例もいくつかある。

試合中の死亡事故 | AVISPA FLAG http://ow.ly/t3jZ5

 

強いチームであればリーグ戦、カップ戦、チャンピョンズリーグを戦い、ヒドイ時は週に何回も試合をする。それに加えて各国の代表に選ばれてる選手は、合間に代表戦もあって、「ブラック企業」さながらに身体を酷使されるんですよね。

 

オーナーがサッカーに無知だと良い面もある。

伝統やしがらみを気にせずに、ドラスティックにチームに変化をもたらすことができる。

 

でもその反面、伝統やファンを大切にせずに、チーム名を勝手に変更したり、チームカラーを変更したり、短期的に監督を交代させまくったり、これではチームは長い目で育っていかないようにも思う。

 

結局文化って、お金とは切り離された部分で長期的に培われるものだ。日本でいま流行ってるオタク文化だって、短期的な利益だなんだって言ってたら、あそこまでは育たなかったと思う。

 

ビジネスと文化が融合していくのかは課題。

でも歴史的に見ればやっぱり「文化」がたくさん残ってるわけで、そんな短期的で資本主義的(ビジネス)な考え方が、このままスポーツ界を支配するとはぼくは思えない。