「プレイヤー」と「経営者」に資質の違いはあるのか?
どうもシルタス!のJazzy-Tです。
ぼくはエスプレッソが大好きだということをさっき思い出しました。
さてさて。
昔からの疑問であり、年明けから会社員を辞めて個人で働くようになってから余計に感じていることがあります。
それは「プレイヤー」と「経営者」の資質に違いはあるのか?ということです。
ビジネス書を読むと、この「プレイヤー」の資質と「経営者」の資質は完全に分けて論じられていて、まったく別の能力のように語られていると思います。結論を先に言ってしまうと実際はそうなんでしょう。
ただ自分自身の周囲を観察するとどうも合点がいかないケースがあります。
<A例 プレイヤー資質>
「プレイヤー」として“すごく優秀”な営業マンが独立して、営業以外の身の回りのことや、金勘定がちゃんとできずに事業が失敗した。
<B例 経営者資質>
「プレイヤー」としては“そこそこ”だった人が独立して、良いインフラを整備して優秀なパートナーと組むことによって事業を成功させた。
こういう例って、見たことある人多いんじゃないでしょうか。
ぼくはこの実例をかなり多く見てきました。だからこそ「何かが突出していること」が決していいことばかりではないんだなと考えてきました。
そして自分自身の資質をしっかり把握しておいて「足りないところ」についてはインフラや優秀なパートナーに補ってもらえるように備えをしておくべきだと考えてきました。
ただ、どうやらその視野は狭かったようです。
自分が会社員を辞めようと決めてから色々と情報収集したり、人と合う中ではこの2つの資質を両方備えてる人が多いからです。
中小企業の社長さんなんかは分かりやすいですが、やはり自分自身が経営者でありプレイヤーでないと事業が成り立たないのです。まずは自分が率先して戦場に出て数字を作り、同時に社内のインフラと人材を整備する。その両方の資質がないと事業を長く続けることができません。
運良く、まったく違う資質を備えた人とパートナーと組んで事業を成功させるような人を除き、まず個人で仕事をしようと思えば「プレイヤー」と「経営者」の資質は両方必要です。
「名プレイヤーは名監督にあらず」
という言葉は過去のもので、実際には両方の資質が必要なのです。
そう考えると、営業として客先に出向く以外の、バックオフィス系の仕事がなにもできない営業マンは本当に数多く存在します。
それが今までは「あの人はプレイヤータイプだから・・・」と黙認されてきました。
一生会社員でいるのならそれでいいですが、何か自分で始めようと考えているのであれば、2つの資質を並行で育てていくことが大事です。
〜関連リンク〜
なぜ1流の経営コンサルタントが必ずしも1流の起業家になれないのか。 - 拝徳 http://ow.ly/stEae