映画評…ライフ・オブ・デビッド・ゲイル…狂気と信念は紙一重
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大学教授だったデビッド・ゲイル(ケビン・スペイシー)は、元同僚の女性コンスタンス(ローラ・リニー)を殺害し、死刑宣告を受ける。死刑執行の3日前、ゲイルは自分の手記を書くため、女性記者ビッツィー(ケイト・ウィンスレット)を指名した。金網越しに、事件の経緯を話しはじめるデビッド。ビッツィーは、デビッドの話を聞き、事件を辿るうちに、これが冤罪であることを確信する。残された時間はわずか。そのときビッツィーは、デビッドの無罪を裏付ける、証拠ビデオの存在を知る…。
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主張には時として狂気が付随する。
イジメ、差別、人種、政治、宗教、原発などなど。
自分自身の主義主張を発信するための手段として、情報発信だけに留まらず、デモ行進を行ったり、時には自らの命を捧げたりする。冷静な目で見れば、自分の命を絶ってしまってはその後の変化も見届けられないじゃないかと思うのだが、信念を持ってる人にはその言葉も届かない。
どんな理由があっても命だけは絶ってほしくない。絶対に。
そんな何とも言えない気持ちになった。