シルタス!

“知る” に何かを “プラス” 〜 「人生ネタ的」何でもアリなブログ(今はこちらのメインブログで書いています。http://enrique5581.net/)

「次につながる負け」だってあるんだ、仕事でもスポーツでも(ソチオリンピックを迎えて)

f:id:Jazzy-T:20140213083028j:plain

どうも、朝からコーヒーを飲み過ぎて内臓が絶賛悶絶中のJazzy-Tです。

 

さてさて。

ソチオリンピックが盛り上がってるみたいですねぇ。

「みたい」と書いたのは、ぼく自身がまったくTVを見ないので、その「雰囲気」自体を全く感じていないからです。いつもネットで結果だけを見て「へぇ、すげぇな!」「惜しかったなぁ」その程度なので、ある意味非国民かもしれません・・・

 

オリンピックなどの世界的な大会が行われるとき、いつも話題になるのが「勝敗への責任論」かと思います。自分たちが支払った血税で世界へと送り出された選手たちに、厳しい目を向けてしまうのはある意味で仕方ないのかもしれません。でもぼく自身は、それが「自分が支払ったものである」という認識(実感)が全くないので、結果がどうであれなんとも思わないんですよね。

しょっちゅう感涙はしますが・・・

 

結果はもちろん大事です。

もっと言えば「勝つこと」はすごく大事です。

勝つことは未来につながります。

 

「努力すればそれでOK」→「結果は“いつか”ついてくる」みたいなのが、意外と仕事でもスポーツでも大きなエクスキューズになってて、最初から結果を放棄するような風潮もあり、それには賛同できません。ただ実際に結果がでた時には、もっと寛容であるべきだと感じています。

 

「次につながる負け」の存在

スポーツやビジネスに縁の深い人は分かりやすいかと思いますが、実際には「次につながる負け」というものが存在します。

 

確かに今回の勝負には負けたけど、「手応え(自信)を掴んだ」「クライアントの強い信頼を得た」という場面です。これは今回は負けたけれど、次回は勝てる可能性があるということを意味します。だから今回の負けは決して無駄ではないし、むしろ次に勝った時に「あの負けがあったからこそ・・・」という実感もあるでしょう。

 

営業をしてると競合他社とのコンペになる場面があります。

提案内容だったり、価格だったり、会社間の関係性だったりを精査されるわけですが、ここで勝つために、出来る限りクライアントの利益になるような手をつくした場合、例え負けても次に繋がる場合があります。クライアントの意向として、今回は価格で負けたとしても、「アイツ・・・今回ここまでやってくれた」と、クライアントの担当者やその上司はこちらのことを信頼し、その後気にかけてくれるからです。

 

こういうケースが「次につながる負け」です。

 

ただしそれは「結果に対する解釈」の問題

本人は「勝たなきゃ未来がない」と強く思うことが大切

ただしこれは結果に対して、次につながる負けだと“解釈する”という話です。

 

よくスポーツでも仕事でも「今回の結果はどうでもイイ!」という、強がりなのか逃げなのか分からないセリフや、「結果はいつかついてくる」というイササカ迷信(格言?)じみたセリフを言う人がいます。冒頭にも書きましたが、ぼくはこれには賛同できません。(*注 ただし「自分は今回やれるだけの事をやったから、結果がどうであっても満足だ!」というモノであればマル(^_^;))

 

最初から「結果はどうでもイイ!」というスタンスで結果は出ません。出る確率は低いです。

力み過ぎないために自分に暗示をかけるように言う人もいるんでしょうが、やっぱり結果は求めに行かないと、途中のプロセスでも踏ん張れないし、膨大なエネルギーも生まれないんです。ぼく自身、中途半端なメンタルで臨んだ商談や試合で、何度も失敗をしました。(ぼくも何度か「結果はどうでもイイ!」と言ってた時期があったのですが、ぼくの場合本当に結果がどうでもよくなってくるので、向いていませんでした笑)

 

だから「次につながる負け」の存在は認めつつも、当の本人は「勝たなきゃ未来がない」という強い気持ちでいることが大切だと思います。 

 

でもそれを周囲が押し付けるのは間違い

ただオリンピックなどの世界的な大会で、それが自分たちの血税が投入されているものであったとしても、周囲が選手に対して「勝利」を義務付けるのは間違いだと思うのです。

 

ただでさえ放っておいてもプレッシャーがかかる大会で、自国民が選手に対する外圧をかけることが良い結果を生むとは考えにくいからです。そして結果が思わしくなかった時に、大会前の期待からは手の平を返したように批判して追い詰めるのは、選手の未来(人生)にも影響を与えてしまいます。

 

上司のマネジメントとして、能天気なタイプの人に、あえて一時的に「勝て!」とプレッシャーを与える場合もあるでしょう。でもやはり結果を評価するときには寛容であって欲しいです。ここはちょっと難しくて、結果に対して「甘やかす」と今度は「結果出さなくても何も言われないんだ♪」となってしまうのですが、長い目で辛抱強くプロセスを見つめてほしいと思います。

 

ぼく自身、もう目の前にでた結果についていつまでもネチネチ言ってくる上司に対しては、怒りはでてきても、モチベーションを生む要素にはなりませんでした。(あ、、怒りで、見返してやろう!モチベーションは生まれましたけど。ん。。よく分からなくなってきたぞ。)

 

 

とにかく愛だろ?愛!ってことです。

失礼致します。

 

関連エントリー

勝たなきゃ意味ないんで。 | http://ow.ly/tzm0S

 

結果不振選手批判はブラック企業の論理 - 為末大学 - ソチ五輪2014 : nikkansports.com http://ow.ly/tzm1W