シルタス!

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「うまく話せること」と「伝えること」は別だって

★★たまにポチッとお願いします(*´ェ`*)★★ 人気ブログランキングへ うちの会社のビルってオートロックじゃないから、飛び込み営業の人とかよく来るんだよね。特に春先になると希望に満ち溢れた保険会社の女性営業マンや、コーヒーメーカーの営業マンなど、色んな人が来る。今日は珍しく三社も来て、全部僕が対応したんだけど印象的な人たちがいた。 うちの会社は基本的に飛び込み営業の人達を門前払いせずに、入口でとりあえず話は聞くんだ。どんな事につながるか分かんないしね。 今日事務所に一人でいるときに、二人の若い営業マンがきた。 何やら「新人研修」を売りにしてる会社らしいんだけど、その若い二人が緊張でガチガチで噛みまくってたのに、取り扱ってるサービスが「新人研修」ってのがまずちょっとおもしろかったよね。 でね、ひと通りサービスに関する話が終わった後に、「この人なら聞ける」と思われたのか、その子たちがカバンからメモを取り出して聞いてきたわけ。「とても失礼なのですが、僕の営業スタイルに関して悪いところを教えて下さい。」「営業に出たばっかりで勉強していきたいんです!」とね。他の会社でそれ言ったら「あああ~~~~ん!?」って言われて終了なんだろうけど、僕はその意気込みを買って微笑ましかった。 んで、偉そうにも言ったわけ。 「うまく話せること」と「伝えること」は別だって。キリッ 「今お話してくれたことは全部マニュアル通りでしょ? 一語一句間違えずに言おうとするから緊張するし、カミカミになる。そして最悪にもマニュアル通りの説明って人の心に何も残らないんだよ。」 「じゃあマニュアルの中の文章の一部でもいいから自分の言葉や、自分なりの言い方に変えてみれば?そうしたら自分の言葉に緊張なんてしないはずだし、聞いてる方もスッと入ってくるよ。」ってね。 いや、僕もね。 営業として駆け出しの頃って飛び込み営業とか結構したから分かるんですよ。電話や飛び込みのたった一分程度の間に相手の興味をひく難しさだったり、断られる恐怖だったり、門前払いの悔しさだったり、詰めの甘さの痛感だったり。ましてや飛び込み営業なんて、基本的には相手からすれば「面倒くさい」んだから、ビハインドを既に背負ってる状態からのスタートなんだよね。そこでさ、マニュアル通りの説明を噛みながらされた日にゃ、相手の機嫌も悪くなるってさ。僕は笑えたけどね。 営業ってなんか「上手に喋れないと」みたいな固定概念があって「喋れないから営業にはむいてない」とか言う人いるんだけど、そりゃもちろん下手よりは上手い方がいいけど、でもそれだけじゃないんだよ。喋りがなめらかじゃなくても自分の言葉でしっかり話せる人は伝えることが上手だし、逆に喋りが達者でもどっか機械的な人って商談は盛り上がるんだけど、終わってから振り返ると何も心に残ってなかったりする。「うちのトップ営業マンです」って紹介された人が、意外と内向的っぽくってゆっくりマイペースに喋る人だって事は往々にしてあるからね。 だからどれだけ自分の言葉で話せるかが営業の本質だと思うんだ。 あの二人、その後どうなったかな(汗) あ、、、ブログもたぶんそうだよね。