シルタス!

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雑感:長く勤めた会社を出て気づくこと

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長く勤めた会社を出る、すなわち辞める(転職する)。 そんな状況になってみて初めて気付くことってものすごい多い。最初のうちは本題から逸れるけど、自分は営業畑が長いから、その経験をまじえて書いてみようと思う。 規模に関わらず、ある程度名の通った会社であれば営業に出向いても、最初から「あ~~〇〇さんね、〇〇とか〇〇みたいな商品¥500ぐらいで作れるでしょ?一度やってみてよ。」なんてスムーズに商談が進むこともしばしば。これが会社の規模も大きくなると、クライアントから「〇〇とか〇〇みたいな商品を作って頂いて、ご提供してくれますでしょうか??」なんて低姿勢な対応をされたりするわけ。そうすると「厳しい荒波」だと聞いていた社会にポンッと出ても、意外にスムーズに数字が上がったりする。そうしたら社内でも評判になって、取引先や仕入先からも「数字をあげる営業マン」としてそれなりの目線で見てもらえるようになって名前も知れる。これは結構あからさまに分かる。 で、、、 二年目ぐらいになって突然数字が上がらなくなる。。。あれ??あれ??あれ??おかしいぞ??ってなるんだけど、営業が最初のうちって担当変えで新しい取引先を持ったりしてお互いに「新鮮」な状態になる。だから意外と「何かやってみましょうか!?」なんてまさに"ノリ”で仕事になったりするんだよ。それで勢いだけでも数字が上がるから元気溌剌の一年を過ごす。でもその時期が通り過ぎると、お互いに「飽き(マンネリ)」が生じる。ここからが勝負で、ここで所謂デキる奴とデキない奴の差が生まれるんだよな。その時期にあっても目の覚めるような提案ができるか、それとも目は覚めないけどそのタネになるような提案を数多くできるか、そこが勝負の分かれ目で、多くの人はここで脱落していく。スポーツなんかの世界でも「二年目のジンクス」なんて言うけど、本質的な共通点があると思う。 僕の場合は幸いにもこのスパイラルから脱出できたけど、本当にキツイ時期もあった。今まで何も考えずに感覚だけで仕事をしてきて、なまじっかの結果が出た。しかしそれが通用しなくなった、でも感覚でこなしてきたから原因が分からない。なまじっかの結果は麻薬で、「なまじっかの結果によって得た自信」がやっかいなんだよな。「根拠のない自信が大事」なんて言われるけど、それとはまったく別の次元(ただの勘違い)で「俺は出来るはずだ!」なんて思ってるから。 ここで初めて「考えて仕事をする」事の必要性に迫られる。でも今までが感覚で仕事してるんだから、それをいきなり「言葉」にして「形」にして「分析」してなんてなかなか出来ないんだよ。でもここが踏ん張りどころ。頭から全てをひねり出していろいろ考える。最初はとんでもない勘違いだったり、イメージしてる内容から大きくかけ離れたりして、考えて仕事をしてるつもりが、結果が全くついてこない。そらそうだ、自分の内面の葛藤は必ず相手にも伝わるから、そんなオドオドした奴には心配で仕事なんて頼めるわけがない。でも、ここも踏ん張りどころ。ここを乗り越えたらまぁまぁ明るい未来が待ってる。 で、、、大きく話が逸れたのはここまで。 長く勤めた会社を出てから気付いたことで一番大きいのは、自分が今まで「会社の看板(名前)」で仕事してきたのか、「自分の名前」で仕事してきたのかってことだと思う。もちろん誰しも会社の看板を背負って仕事してるわけだけど、なんと言うか……… それだけに依存してやってきたのか、それとも個人のビジョンも大事にしてやってきたのかって事。 その規模に関わらず、名の通った会社にいる人にありがちなのが、仕入先を「下」に見て横柄になること。自分がすごいかのように勘違いした振る舞いになることだ。(本当に優れたビジネスパーソンもいます。)いやいや、あなたがすごいのではなく、すごいのは「会社」だから!って出入り業者に陰口をたたかれてる担当者を今まで何度となく見てきたし、たしかに僕もそう感じた人も数多くいた。 一時はいいんだよ。それでも仕事は成り立つし、その人自身もなんだかんだ言ってちやほやされるから。でも、その後の数年を見てるとだいたい同じ末路をたどってる。ここからがなかなか悲惨で、「会社の看板」を「自分の能力」と勘違いして独立や転職して痛い目に合う。「会社の看板」の無くなってヤツに価値を見出さなくなって取引先は途端に冷たくなる。それが感じの悪い奴だったらなおさらだよね。昔のよしみで取引を始めてもらおう(始めてくれるだろう)と思って連絡すると、 <例①>「ご無沙汰してます。〇〇(株)にいました〇〇です。」「あ、はい、ご無沙汰してます。お辞めになったのは聞いてましたよ。で?」「……………。」 <例②>「あ、どうもどうも〇〇(株)にいました〇まるです。実は転職して雑貨関係をやってるんで、一度お会いしませんか?」「あ、そうなんですか。資料だけ送っといてくれます? では。」 なんて事が現実として初めて突き付けられるわけですね。勘違いに気づいたときはそらショックですよ。ここで踏ん張ってリスタートできる人と、それなりに過ごして何やらあやし~~い道に行ってしまう人と分かれますね。あやし~~い道に行く人の方が多い気がしますが、生きるための手段ですので責められるものではありません。 そして…自分はと言うと… ありがたい事に前職のつながりはそのまま継続していて、電話やメールはもとより、商談をさせてもらったり、ご商売までさせていただけるような状態にある。これはふと振り返った時に、本当にありがたいなと思う訳です。僕は決してありがたいお話やキレイごとが吐けないので、「人脈」「財産」などというワードと絡めてお話はできないけど本当にありがたい。目をかけてくださってる方々が一番すごいんだけど。 営業やってて良かったと思うのって、そういった社会の「失敗事例」を見れることで、それはそのまま自分の教訓になったこと。そしてそれを踏まえて在職中から多少なりとも「会社の看板」と「自分の名前」の違いについて常に考えてきたのが良かった気がする。事例を見せてくださった人も含めてありがとうだわ。 自分が見据えてる場所まではまだまだ遠いけどこっからだ。 やってやろう。 God bless...
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