書評…毒舌訳 哲学者の言葉…そもそも企画がユニークすぎる。
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1.女について
2.金について
3.働について
4.性について
5.生について
6.死について
7.恥について
8.己について
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本書は歴史上の歴史上の偉人の名言を、有吉流の毒舌で解説するというもの。
内容もおもしろいが、何よりもこういう切り口の企画を考える奴はすごい。。。
それに尽きる。
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■「私が私の顔を知るのは、むしろ反対に他人の顔によってである」
…… サルトル
確かに、自分がやりたいことよりも、人から「キミには、こっちのほうが向いてるんじゃない」って言われることのほうが向いていたりします。
だから「人から見た自分」のほうが正解だったりするんですよね。
「自分はもっとできるはずだ!」とか、「自分の力はこんなもんじゃない!」とか、「自分のことをちゃんと僻価してくれない」とか、「もっと大きな仕事を任せてほしい」とか。自己評価と喰い違ってストレスに感じる人もいるだろうけど。
だけど万が一、もっとできるなら、自分が言わなくても大きな仕事が回ってくるだろうし、人が見て"その程度"だから"その程度"の仕事しか回ってこないんですよね。(中略)
「人から見た自分の評価が「本当の自分の実力」ってことです。