日経新聞社説 : 個人レベルで柔軟に考えれば、円高は年収をあげるチャンス
40年を経て深まった基軸通貨の揺らぎ
リンク:日本経済新聞(http://ow.ly/628ee)
おもしろいデータがありました。
下図は、日本人の平均年収推移を示したグラフですが、1997年の467万円を頂点として完全に右肩下がりになっています。
残念な事ですが…
会社員の平均年収(横軸は年、出典:年収ラボ「統計元:国税庁 平成21年 民間給与実態統計調査結果」)
では、少し視点を変えて、海外通貨、例えばドルに対する円の価値で見ればどうか。
そんな視点でまとめてみると…
西暦 平均年収 ドル円レート 平均年収(ドル)
1995 457 94.33 48447
1996 461 111.03 41520
1997 467 122.35 35670
1999 461 112.49 40981
2000 461 107.76 42780
2001 454 125.51 36172
2002 448 123.19 36367
2003 444 114.13 38903
2004 439 106.38 41267
2005 437 112.3 38914
2006 435 117.32 37078
2007 437 116.86 37395
2008 430 100.66 42718
2009 406 94.45 42986
2010 ? 86.61 ?
2011 ? 81.85 ?
これはかなり驚きでした。
対ドルで見ると、2009年の平均年収はが1996年以降で最も高くなっています。
円高は、輸出にウェイトを置く企業からすれば大打撃でしょう。
しかし、個人レベルで柔軟に考えれば、自分の年収をあげる事ができます。
誤解があってはいけないのですが、ここで言う「年収をあげる」の意味は、「額面年収」をあげる事でではありません。
(今は、額面年収が右肩上がりの企業は少ないでしょう…)
円の価値が高いのであれば、世界相手の消費をすれば、価値の高いものを変えるという事です。
本来はもっと年収が高くなければ買えない物、日本国内で買えば割高なもの、日本には売ってないものを海外から購入する。
そうする事で、結果的にもっと年収の高い人たちと同じ物を所有できたり、豊かになれたりするのです。
個人レベルの発想もドメスティックではなく、グローバルなものに変えていきたいですね。
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