シルタス!

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今日の脳カツ 29.行動に移せるかどうかに、成熟度は関係ない

$泥酔クリエイターのアタマ 現在31歳のおれは、年下の子たちと接する機会も徐々に増えてきたし、自分の生活の中には学生たちと接する機会も多くなってきた。年下の子たちと接するのは、新しい感覚を得たり、自分が素になるいい機会だと思ってる。昨日勉強になった出来事を書いてみる。 週末の休みに時間のある時は、自分の母校までバスケットをしに行ってる。その時によって中学に行ったり高校に行ったりするんだけど、みんなひたむきで清々しい。もちろんサボったり弱気になったりしてて、少々イラッとする時もあるんだけど、それ以上にひたむきさに「熱」をもらう感じ。 ここ3ヶ月ぐらいは中学の練習に行ってて、高校の練習には行かなかった。それはなぜかと言うと、3ヶ月前の高校の試合、その大会がその世代の最後の大会だったのに、予期せず初戦で格下の相手に負けたんだ。この一年間は何とか生徒の役に立ちたいと思ってきたから、あまりにもショックが大きかった。 週末の2日間の休みのうち1日は、時間が許せばできるだけ練習に行ったし、おれはあまり翁声で人を指導するタイプではないけど積極的にやった。自分なりに戦術を勉強したり、コーチングについても学んだ。つまり1年間は高校のバスケに時間やお金を投資した訳だ。家族にも時間の工面をお願いして。 まぁ勝手な話なんだけど、自分もおもいっきり打ち込んだ分、思い入れも強かったし、心の底から生徒には最良の結果を出してほしかった。それが初戦で打ち砕かれてしまった。その後はそのショックの反動があったり、自分なりに思う事があったりして、高校の練習からは距離を置く事を決めた。 高校と中学は体育館が別だから、中学の練習に行った時は高校生と顔を合わせる事は無い。しかし昨日練習に参加すると、予期せず中学生と高校生が合同で練習をしていたので、久々に高校生と顔を合わせる事になった。もう新チームになってたし、名前を知らない生徒もいた。なんか新鮮だった。 練習後にはうれしい事があった。高校生のキャプテンが近寄ってきたので、なにかな?と思うと、挨拶してからいきなり近況報告を始めた。いまどんなメンバーでやってて、どんな事に取り組んでて、最初の大会がいつから始まって、どこからやるのかと。あまりにも驚きすぎて、ただ頷きながら聞いてた。 たぶん、一年間を通して週末にはいつも顔を出してたおれが、突然来なくなった事にキャプテンは何らかの違和感を感じてたのかもしれない。(監督から聞いたのかもしれないが。。) その行動を見た時に思ったのは、「あぁ、行動に移せるかどうかに成熟度は関係ないんだ」って事だった。 なんとなくのイメージでは、知識や経験を身につけた大人の方がオトナな対応ができる気がする。でも現実にはそうでない事も多いんだ。その知識や経験がプライドに変わって、時に意固地になるのもまた大人だ。子どもは知識や経験が無くても「想い」で行動する。それは本当にすばらしい事だ。 大人になればなるほど、空気を読むようになって周囲の目(評価)を気にするようになる。でも昨日のキャプテンの行動を見て、いやいや衝動的に行動するのが大事だって事と、そんな衝動が湧くような感性を持ち続けたいと強く感じた。今度はもっともっと自分自身が楽しんで生徒に接してみようと思う。