シルタス!

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知人へ… その集団(群れ)とは距離を置いた方がイイぞ。。たぶん…

$泥酔クリエイターのアタマ これは知人への手紙的なエントリーです。 知人の最近の発信を見てて、少し…… いや・かなり心配になったんで。何をしても自由なんだけど、外からの客観的な意見として見てくれたらうれしい。 まぁ「直接言え」って話なんですが、なにぶん小心者なもんで、、、ここに思いを書いてみます。 その知人は数年前から「同業界の前向きな集団」が集うサークルのようなものに参加してる。本人から話を聞くと「同業界の若手が色んな会社から集まって情報交換をする会」との事で、「へーーそれは立派やし、おもしろそうな集団だな」と思っていたんですよ。僕が彼らを直に目にするまでは… あるイベントでその集団がいて、それを見つけた僕の知人はすぐさまそこに走って行ったわけです。ここまでは普通にある流れですよね。でもこっからの行動によって「同業界の前向きな集団」にかなり違和感を感じたんですよ。僕は。 そのイベントは、色んな会社が集まるイベントだったので、色んな意味でビジネスチャンスが転がってます。ところが彼らは群れて楽しそうに話してるだけで、そこから誰かを紹介してもらったり、誰かに挨拶に行ったり、そんな行動が皆無だったんです。それを見たときに、「あぁぁ… たぶんコイツら無いな。。」と思ったんですよ。本当に前向きな集団であれば、その中の誰か数人でもそれに気づくはずだし、顔見知りのメンバーと話す事なんて、後日でもぜんっぜん!イケるわけだから。 無条件で誰かとお近づきになれるイベントなんて滅多にないチャンスなので、僕が彼らであれば、その「同業界の前向きな集団」に属してる人の知人を新たに紹介してもらったり、そこに参加してる企業とお話したりしますね。つまりその時にしかできない事をします。僕でなくてもそうだよね…  後日談だけど、その光景を目にしてから、その群れに参加したことがある外部の関係者複数人に聞いてみたら、「色んな会社から若手が集まって、それぞれの会社の不満を言い合って、お互い大変だよねぇと言い合ってる集団」だという事が判明しました。笑えませんね。かなり笑いましたけど。やっぱそうなんだ。 群れるってのはすごく怖い事で、最初に何かの意義を見出してみんな集まる(群れる)わけだけど、いつしかそれがなぁなぁになったり、志を見失ったとしても、最初に見出した「意義」を無意識に信じ込むんですよ。たとえば最初の意義が「みんなのモチベーションUP!」だったのに、それがそのうち単なるグチ会に成り下がったとしても、その会に参加することでモチベーションは上がる! 俺たちはそんな前向きな集団だ! 普通の人より行動してるんだ!って。中には違和感を感じる人も出てくるんですが、「もっとちゃんとやろうよ」と言えない空気感がそこにはある。 “成功”を目指してるはずの自己啓発集団やネットワークビジネス従事者が、いざその集団の誰かが頭一つ抜けそうになると、全力でそれを阻止しにかかるというのも実際にある例です。「本末転倒」を体現してくれてるような出来事で、外から見てる分には笑えるけど、中にいると笑えない。じゃあ何のために群れるんだ。 怖い。 上に上がっていくためには、ある時期で孤独を経験して、孤独に対する免疫をつける事が大事だなんて巷では言われてますが、これはたぶん孤独にならなきゃ「いけない」んでしょうね。群れて客観性を失い、謎の予定調和的なものに毒された状態では絶対に成功なんてできないって事でしょう。集団みんなで上がっていければそれに越したことは無いんですがね。 最近の教育では「かけっこ」が無くなってるんだとか。そんな人に順位や優劣をつけないことが正しいとされている昨今ではありますが、人が今もなお思いっっきり熱狂するスポーツは、思いっっっっきり順位がつくのもまた事実なわけで。順位があるからこそ、目標を持てて、負けた時にも正確な検証もできて、次への目標を持ち、前に進める。そのひたむきさに人は感動し、自分の姿を重ねて感化されるんでしょう。何か大きなスポーツの祭典が終わった後に放送されるドキュメンタリーの視聴率が高いのはそれを物語ってると思うんだけどな。人は根本的には「競争に勝ちたい!」でも「負けたくないからみんなと横並び」 そんなジレンマを勝手に感じますね。 話は逸れたけど、やっぱりある程度のところまでは行きたいのであれば、群れとは距離を置いた方がいいと思うんだよね。明確な統計なんて無いけど、自己啓発セミナーやサークルの数ほど成功者が出てこないのは、その本質を表してると思うんです。百歩譲って群れる事をヨシとしたとしても、どの群れに属するかは本当によく吟味した方がいい。中には本当に素晴らし集団もあるだろうから。 今やその「同業界の前向きな集団」も数十人になってるんだって。 そもそも僕が心配になった理由も、最近の本人が発信してる事と、周囲から見聞きすることの乖離がもはや見過ごせないぐらい大きくなってきたからなんです。 すごい余計なお世話なんだけど、それがふと心配になったもので。 いや、自由ですよ、あくまで。