シルタス!

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今日の脳カツ 26.通勤でビックリした事と、「工夫」と「変化」の重要性

自分自身の日常を生きてると、周囲の物事に疑問を持たなくなります。個人的には最近転職したこともあり、色んなことが大きく変化しましたので、周囲を新鮮な目で見ています。そんな中で「おもしろい!」と思った光景から、「考える事」について考えて書いてみます。 最近通勤していて驚いた事があります。ある路線の中央改札はいつも人だかりで、改札の外にまで列ができるぐらい。その路線を使って通勤しだしてすぐは「まぁしょうがないか…」と思って、その列に並んでいたものの、ある時トイレに行きたくて、たまたま20m先の改札から入った時に愕然としました。 なんとだーれもいなかったんです。どのレベルかと言うと5人とかその程度で、本当に数えられるぐらい。当然待つことも無ければ、止まることもない。じゃあ20m歩いたがために電車に遅れるのか?そんな事もない。余裕をもって間に合います。じゃあなぜ誰も20m先の改札に行かないんだろうか。 たぶん誰もそこまで考えてないんだと思います。なかなか進まなくてイライラしたり、人の熱気で蒸し暑かったりしても、そんな不便さも毎日過ごしてると、それはそれで「普通(そういうもん)」になる。「慣れ」というのは、人間の優れた能力であると同時に、「考えなくなる」という状態をもたらします。 これは日常生活や仕事にも結構あると僕は思っていて、社内で当たり前のように思われてる「普通(そういうもん)」は、実は少し手を加えると劇的に生産性が増したりします。それは特殊な知識があったり、特別な事をしたわけではなく、少し考えて工夫しただけ。つまりその社内にある「枠」からでただけ。 もし会社の先輩と話をしていて、「これってそういうもんだから…」「入社した時には既にそうだったから…」と説明された場合、90%の確率でその人の思考は死んでると思っていい。要するに、色んな物の前提を疑う事ができず、疑問を持たなくなる。そんな人に良い仕事が出来るとは思えません。 色んな所で工夫をしている人は毎日が違う。服装、スケジュール、通勤経路、終業後の過ごし方。一方で毎日がほぼ同じ人も。「○○の一日」みたいにビデオでその人の一日を一週間ぐらい撮影したとき、一目で「これ水曜日!」と分かる人もいれば、毎日ほぼ同じだから見分けがつかない人もいるわけです。 やはり日々の行動が同じになってくると、思考も単調化し、いつの間にか考える事を止めてしまう。そして何より皮肉なのが、思考停止してる事は自分では気づけない事です。だって思考停止してるんですから(笑)少しでも豊かな人生を過ごしたかったり、仕事で結果を出したければ、日常の工夫が重要です。 日頃からの「工夫」と「変化」が、思考が働く状態を維持するための手段。「トレーニング」と言ってしまうと何か大層だけど、運動しなければ体が衰えるのと全く同じ。通勤という日常のちっちゃな事からでも、経路を変えたり、時間を変えたり、道順を変えたり。それだけで日常は全く違うものになるよ。