シルタス!

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今日の脳カツ 18.優先順位と不誠実の違い

僕も含めて多くの人は仕事をしています。どんな事でもそうですが、体は一つで一日は24hなので、やりたい事・やるべき事の全てをやるのは難しいので、優先順位を付けていく事になります。その過程でいつも自分自身も悩ましいし、人と見てても疑問に思う部分について考えてみます。 僕は営業してるんですが、色んな営業マンを話をするとこういうセリフを耳にします。「A社は売上しょぼいから…」 「B社は伸びる見込みないし…」 「C社は色々と面倒だから…」 このセリフ自体は、営業各々の優先順位を面白おかしく、そして極端に表現してるだけだから、別に良いと思うんですね。 問題は何かと言うと、その極端な表現と行動が一致してしまってるケースです。メールの返事をしない、問い合わせの電話に折り返さない、電話に出ない、発注のお礼をしない などなど。優先順位を付ける事は非常に重要なことだけど、だからと言って不誠実な行動をして良い事にはならないと思うんです。 もちろん、10万円のお客さんと10億円のお客さんに同等の時間をかける事は出来ません。当然10億円のお客さんの方が手もかかるし、リスクも大きい反面、売上も大きい。この優先順位を間違えて、10万円のお客さんの所に毎日訪問して時間をかけていると、会社は潰れてしまいます。 でもそれ以外に、「最低限出来る事」ってあると思うんですね。メール、FAX、電話なんてその典型で、大抵は数分以内にできる事。その数分も割けないようなビジネスマンは稀中の稀です。優先順位を称して、ここまで省略しだすと、それは優先順位ではなく、単なる不誠実になってしまう。 10年も仕事をしてると色んな因果応報のケースを目にします。その時、その瞬間には全く関係のない事が、半年後、一年後、五年後に自分に返ってくる。数年前に自分が不誠実な対応をした担当者が出世した途端に切られる。同じく数年前に不誠実にした人と、同じ会社で働くことになり苦しむ。 そういうケースを見ると、因果応報って本当にあるんだなと思います。今は関係性のない事でも、いつ繋がるか分からない。これはポジティブな面も一緒です。だからこそ、優先順位と不誠実を混同しないで、最低限の対応は一律にしながら、ウェイトだけを調整するような考え方が必要だと思います。