書評…イタリア人式楽観思考法…今の日本に一番必要な事かも。
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第1章 イタリア式! ハッピーになれるコミュニケーション術
第2章 イタリア式! ハッピーになれる仕事術
第3章 イタリア式! ハッピーになれる心をつくる方法
第4章 イタリア式! ハッピーになれるライフスタイルのつくり方
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“ちょいワル”でお馴染み、ナポリ出身のイタリア人、ジローラモさんの著書です。
スラスラ読める内容だったので、一時間ほどで読んだのですが、思いのほか得るものが多かったです。
ひょっとして、日本と日本人に今一番必要なものは、この楽観思考じゃないかと…
イタリア人の印象は…
冗談好き、女好き、楽天的… 少し乱暴ですが(笑) そんな印象を持っている人は多いのではないでしょうか。
言語にはそれぞれ特徴があります。
例えば英語であれば、一人称がしっかりと用いられますので、「誰が」「何を」が分かりやすく、その分個人の主張が強い傾向があります。日本語は、一人称を使わなくても通じる言語になっていますので、どちらかと言うと主張は控えめですが、その分「察する」という能力がありますね。
で、イタリア語は…
もの凄い冗談(ジョーク)が多い構成になっているそうです。言語と言う側面から見ても、イタリア人はそもそもが楽観的で、人生を楽しむ、楽しめる事がDNAに組み込まれているような気がします。
通常の自己啓発本に書いてあれば、少し宗教じみていて、あまり心に残らないかもしれませんが、ジローラモさんが書くからこそ妙に説得力がありました。
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笑顔で「あいさつ」すれば相手からも返ってくる
今を大切に、楽しむ
ファッションを味方につける
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経済状況が悪いからと言って、自分の人生まで悲観する必要はない。
今の仕事があまりうまくいってないからと言って、自分の人生まで道連れにする必要はない。
「それはそれ、これはこれ」の精神で、まずは自分の人生を最大限に楽しむ。その為にはどうしたらいいのか。そこに楽観思考があり、物事の捉え方があり、ファッションがある。
率直に言って、素晴らしい。即実行したい事が盛り沢山です。
自分の人生について考えたいときに、ぜひ読んでほしい一冊です。