シルタス!

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映画評…トレーニング デイ…因果応報の縮図

-------------------------- ベテランとルーキーの関係は刑事ドラマに必ずといっていいほど登場する要素だけれど、『トレーニング・デイ』のキャスティングはちょっとおもしろい。“ルーキー”ならば、それらしいフレッシュさのある若手俳優を持ってくるか、と思えば、そこはイーサン・ホーク。独特の感性でインディ映画にも多く出演し、若手と呼ぶにはすでに厚い垢のついている彼だけに、張り切りすぎて振り回されるフレッシュマンにも中堅らしい落ち着きが見え隠れする。 -------------------------- デンゼル・ワシントンが初めて悪役に挑戦し、アカデミー賞主演男優賞を受賞したという事で、ずっと興味を持っていた映画です。 で、なぜ今まで見なかったかというと、デンゼル・ワシントンは言うまでもなく素晴らしい男優なのですが、演技が一辺倒で、どの映画を見ても同じキャラのように感じてしまうんですね、僕は…。そして今回は……!? また同じようなキャラに見えてしまいました(笑) しかし、悪役を演じる中で見せる悲喜、どこか物寂しさを残している表情からは、何か色々と想像させられてしまいます。さすが!というべきか。 物語の中で印象的だったのは、「因果応報」の部分です。 悪事を働いたり、人に不誠実であれば、調子の良い時はまだいいものの、いざ調子が悪くなれば誰も助けてくれない。むしろ、更に奈落に落としてやろうという人すら現れます。一時の好不調に関わらず、人に対しては誠実でいる事が重要だなと改めて認識しました。 まぁそれにしても、「演じる」って、、、、 ある意味狂気ですね。