映画評…ラブ・アクチュアリー…悲喜こもごも、でも人生はそれでいい。
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12月のロンドン、人々は幸せなクリスマスを迎えようと、ささやかな夢を胸に毎日を過ごしていた。秘書に恋をした英国首相、義理の息子との関係に悩む父親、ポルトガル人のメイドと恋に落ちる小説家、夫の浮気に気付き、悶々とした日々を過ごす熟年の主婦、親友の恋人に思いをよせる新進画家、新曲のクリスマスソングに起死回生を賭ける元ロックスター――。クリスマスに人生のクライマックスを迎えることを、誰もが願っていた。そしてイブの夜、全てのドラマが、ハッピーエンドに向かって動き始めた。様々な人々の「愛」についての物語。
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これは多くの人に見てほしい、心温まる映画です。
人生は色んなことがあります。
良いことも、悪いことも。
家族とうまくいく時期もあれば、寄り道してみたり。
せっかく成就しかけた恋が、するりと手からこぼれ落ちたり。
出来れば悪いことは避けたいものです。
でも僕が最近思うのは、それも含めて人生なんじゃないかってことです。
一見すると当たり前のことですが、全てを受け容れるにはそれなりのトレーニングが必要です。喜び、悲しみ、切なさ、いろんな思いを抱えながら前に進む。
周囲のしがらみやネガティブなことなんて関係なく、気にもせず、自分ができることをする。愛情を持って。
少し暗くなって、すさんできたのが分かったとき、この映画を見てほしいです。
ぜひとも。