書評…犬も歩けば英語にあたる…言語は未知の世界を知るための手段
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●アメリカでの就職体験記
●ゲイの友人のもつ悩み
●色々なことに挑戦する友人たちのエピソード
●愛する人を失う悲しみ
●英語の失敗
●貨幣価値のギャップ、などなど。
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著者の坂之上洋子さんも触れられていますが、この本は「英語力を上げる方法」などのハウツー本では無く、アメリカで15年暮らした中で見てきた文化や習慣の違いが描かれたエッセイ本です。
私はアメリカに留学したこともないし、外資系で働いたこともないので、著者の体験に「そうそう!」って共感できるわけではないのですが、それでも心の深い所にずーんと響いて泣ける話も詰まっている本でした。
私は今英語を勉強しています。
この本を読み終わった後、もの凄くシンプルな感情として「よし、もっと頑張ろう^^」と思いましたね。
この本は外国での体験について書かれており、文化の違いがありながらも、日本では絶対に体験できないような事もたくさんありました。その体験を通して、確実に人間としての幅は広くなっておられると思います。
坂之上さんが最も訴えたいのは、「言語は未知の世界を知るための手段」なんだよって事じゃないかと思います。
要するに、この本では体験に基づいて英語について書かれていますが、それがスペイン語であっても中国語であっても、良いわけです。(勝手な想像ですみません。。)
言語を習得する事によって、現状とは違う世界へ行けるチャンスも広がり、様々な文化や人と触れ合う事ができます。
一生日本にいれば、出会える人の数は最大で1億2千万人ですが、世界に出れば70億人いるわけで、それだけ経験や知識は増えていきます。一度しかない人生ですから、できるだけ多くの人と出会いたい、私はいつもそう思っており、言語はその為の手段です。
最後に、、もの凄く心に残った文章を二つ。
Always dress like a winner.
(つねに勝利者にふさわしい服装をする。)
Accept who you are. You're not perfect, and that's OK.
(ありのままの自分を受け入れて。あなたは完璧じゃない。でもそれでいい。)
よし、もっと楽しんで勉強しよう!