知人や取引先で、転職する人が重なっている事への雑感
最近、知人や取引先で、転職する人が相次いでいます。
(もちろんたまたまです。)
そんな折にふと思うのは、「自分はなぜ転職しないのか?」「なぜ、今の場所に留まってるのか?」と、いう事です。
平たく言えば、「転職するほどの不満がないから…」、もしくは「今で満足してるから…」という事になるでしょう。
果たして本当にそうでしょうか。
今回はすごくその疑問を感じました。
働く際には、会社や職種、ポジションによって、様々な条件があります。大きくは5つぐらいかな。
(1)仕事の内容
(2)給料
(3)労働条件
(4)やりがい
(5)評価(待遇)
このそれぞれの条件たちが、一つの円を形成して、それがどういう形(比率)で埋まるかです。
仕事がつまらなくても年収一千万円であれば、勤めるでしょうし、逆も然り。
年収が500万円あっても、月々の残業が200時間あれば、実質的な時給にしてみると安くなるので、転職を考えるかもしれません。
では、今の仕事はどういう形で、円が埋まっているのか。それを改めて考えてみると、意外に難しい。
そこで気付くのは、「今の仕事」について、そこまで深く向き合っていないのではないかという事。
要するに、そもそも「転職する」という選択肢を省いて、今の会社で勤める事を前提に物事を考えている、という事だと思います。
私は基本的に、今の評価に満足できなかったり、もっと面白い事が見つかった場合には、躊躇せずに転職した方が良いと思う派です。
私も転職を一度経験してますが、口ではそう言いながら、自分の事となると思いっきり躊躇しています。
「一度しか無い人生だから」とか、大きな事を言うつもりはありませんが、色んな事を模索しながら追求して、色んな事を経験する権利は、誰にでもあるはず。
自分がもっともっと力を発揮できる場所を追い求め続けるのも自由。自分がもっともっと楽しさややりがいを感じる場所を追い求め続けるのも自由。
むしろ、自分の人生をしっかりと謳歌するためには、世間体ではなく、「自分はどうしたいか?」「自分はどうなっていきたいのか?」のビジョンが大事だと思います。
最近転職されて行く方々を横目でみながら、転職そのものよりも、次の土地にチャレンジしていこうとする、その姿勢に羨ましさを感じる今日この頃です。
(もちろん、転職理由は様々だとおもいますがね……)