「保身」に対する理解。許容できるかどうか。
「保身」については、いつも考えさせられます。
なぜかと言うと、普段「いい人」でも、「保身」が絡むと人格が豹変するからです。
平気で嘘をついたり、相手を陥れたり。
デマ、捏造、抜け駆け、などなど。
平常時に想像すると、汚く感じるワードばかりです。
しかし、一度利害が絡むと話は別。
具体的には、出世、昇給、昇格、評価、トラブル、責任、利権、特権などが挙げられるでしょう。
こういったものの前では、人は簡単に人格を変えてしまいます。
それはもう、恐ろしいぐらいに。
なんで保身はそんなにパワーを持っているのでしょうか。
私自身も、そういった人に出会ったり、そんな出来事に巻き込まれた経験はあります。
(そして私自身も、知らず知らず保身に走っていたこともあるでしょう。)
私が経験した事を思い返すと、メインで関わっていた人たちは、私よりも上の世代の方が多かったような気がします。
(*あくまで私の経験上です。)
(*もちろん年齢に関係なく、若くても「保身第一」のような人はいます…)
それはなぜか?と考えてみると…
年功序列、定期昇給、終身雇用を信じてやまなかった世代の方々は、現時点で自分とは背負ってるものが違うのだと思います。
・家のローン
・車のローン
・教育費
・高い保険費用
・近所の世間体
・立場
・高値で買った株、為替 などなど。。
背負ってるものについて聞いた話や、調べた内容によると、おおよそこんな感じでしょうか。
それを抱えながら仕事をしているのです。
と言う事は、「失う」事について、人並み以上の危機感があるはずですね。
「ここで自分の責任になるわけにはいかない。」
「ここで、社長からの評価を落とすわけにはいかない。」
「全面的に部下の手柄になるわけにはいかない。」
そんな感情が働くのも無理はないのかもしれません。
そして、そういった方々に比べて背負ってるものが少ない私からは、その心境が理解できないのです。
そんなところで、このエントリーのオチ。
だからって許容できるかというと、話は別なんですがね(汗)