尊敬する先生から、「今後は常に最高のイメージをしてください」 と言われました。
先週の金曜日に、尊敬する先生から次のような事を言われました。
「 あなたはどちらかと言うと、先に「最悪」をイメージして物事を
始めるタイプだと思いますが、今後は「最高」をイメージして
スタートしてください。 」
鋭いと言うか、何と言うか…
まったく仰るとおりです。
人間は、8割は潜在意識によって動いていると言われます。
逆に言うと、表面的に意識してる事によって動いている事は2割しか無い。
ここで危険な事は、「最悪」をイメージする事で、潜在意識に「最悪」がインプットされてしまったら、「最悪」に向かって行動してしまうと言う事です。
実はこれについては、ちょうど考えていたところでした。
自分はリスクマネージメントと称して、「最悪」をイメージしてからスタートする。
それなりに結果も出せる。
でも、本当はもっともっと出来るんじゃないかと。
考えるきっかけになったのは、先日の世界陸上のウサイン・ボルト選手でした。
ご存知のように、彼は100mの決勝でフライングによる失格をしました。
誰もがその走り、記録に期待していた最中の出来事で、非常に大きな衝撃でした。
ですが、その後はすぐに切り替えて、200mとリレーでは見事金メダルを手中に収め、リレーに至っては、世界新のおまけ付きで、本当に見事です。
私が注目したのは、リレー出走前の彼の状態です。
驚くほどリラックスしていて、スタート直前まで、観客に対しておどけていた程です。
アフリカ人、独特のリズムと言ってしまえばそれまでですが、彼は100mで世界が注目する中で「失敗」をしているのです。
自分がもしボルトだったら、そのような状態であそこまでリラックス出来るかとイメージすると、無理だなと思いました。
ではなぜ、ボルトは出来るのか。
そう考えたときに、「最高のイメージをしてる」からなんじゃないかと。
恐らく、彼の中には、自分が「美しく走り」、「競争に勝ち」、「記録を出し」、「金メダルを掲げている」イメージがあります。
過去や未来ではない。
今、目の前の現実に集中して、最高のイメージで臨むだけ。
出走前の彼の状態からは、そんな内面を感じさせてくれました。
先生のアドバイスを心に留め、今後は常に最高のイメージをして、何事にも臨みたいです。
*と、言っていると、妻から助言が。
「 「最悪」で浮かんでくるイメージは、自分の経験値の中でのイメージ。
「最高」で浮かんでくるイメージは、自分の経験を超えるイメージ。
要するに、「まだ見ぬ自分」へのイメージなんじゃないかな?
「最悪」をイメージする事は、予想できる範囲内の仕事をする事だと思う 」
う~~ん。
これも深い… これも全くその通りでしょうね。