シルタス!

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「自分達のストロングポイントを活かした勝利」 なでしこジャパンに勇気と光

本当に素晴らしい勝利でした。 早朝に結果だけを見て発狂。 その後の朝のニュースでダイジェストを見て大発狂。 夜に再放送で試合を見て超発狂でした… 何が素晴らしかったかは、とても書ききれないですが、要約して書いてみたいと思います。 <1> 大舞台を楽しんでいた これが本当にW杯決勝かと思うような、選手達の冷静さと笑顔。 なんなら、じゃれあってましたね… 前後半の試合が始まる前。 円陣をほどいた後に、選手達は笑顔で戦術を確認しあっていました。 さらに、PK戦という究極にプレッシャーがかかる舞台を前にして、監督を始めとする選手達は笑顔。 それは、中途半端な学生指導にありがちな、「しんどい時こそ笑顔で!」のような精神論ではなく、選手達のメンタリティと、メンタルコンディションが、あの場面でも笑顔でいられるものに仕上がっていたのでしょう。 その精神状態に驚くと共に、様々なステージの人たちが、大きなヒントを得られるものだったと思います。 <2> 心が折れそうな場面から、二度も追いついた 試合をすべて見れば分かるのですが、日本は終始圧されていました。 それ程、アメリカの技術とフィジカルは圧倒的でしたね。 私は、ドーンと蹴ってポロッとゴールみたいな、もっと雑なサッカーを想像していたのですが、とんでもない。アメリカの大柄の選手も足元の技術が高く、しっかりと繋ぐサッカーでした。 アメリカの二つのゴールも、日本のDFがさぼった訳ではなく、アメリカの技術とフィジカルが存分に発揮されたゴールでした。 一つ目。 耐えて耐えた中での後半のゴール。 精神的ショックから足が止まってもしょうがなかった。 しかし、選手達はすぐに踵を返し、攻撃に転じました。 そして宮間選手の冷静なゴール。 二つ目。 押せ押せムードの中で迎えた延長戦で、日本にも惜しい場面がいくつもあった。 そんな中で、左サイドを深くえぐられて、エースのワンバック選手が一瞬DFをはずしたところにピンポイントクロス、ヘッドでゴール。 これも技術が高かった。 本来であれば息の根が止まってもしょうがない。 そして、延長後半終了間際の、澤選手の劇的なビューティフルゴール。 男子でもあんなゴールは見たことがありません。 それぐらい美しいゴールでした。 月並みな言い方ですが、最後まで諦めない気持ちの大切さを教わりました。 <3> 選手は勝利しか見ていなかった 二つの失点後も、二つの得点後も選手達は冷静でした。 特に印象的だったのは、同点ゴールを決めた宮間選手の手前で、相手をひきつけた丸山選手。 宮間選手のゴールを見届けながら起き上がり、喜ぶ前にボールを指差し、宮間選手に持って来るように指示。要するに、「まだまだ同点だ。すぐにリスタートいくぞ」と。 その後やっとこさ他の選手と共に、控えめにゴールを称えていました。 自分がもし同じ立場に居たら、まずは思いっきり喜んでしまいそうです。 しかし、彼女たちは到達地点がハッキリと見えていたのでしょう。 一喜一憂する事無く、「ただの、いつもと変わらない一点」であるかのような振る舞いで、その姿が頼もしかったと共に、感動的ですらありました。 日本、そして日本人は、「長所を活かす」のが苦手だと言われます。 教育方法が基本的に「減点法」なために、「足りないところを補う」事に主眼をおきがち。 故に、スポーツにおいても長所を活かす戦術よりも、「相手の長所を消す」事や、「自分の短所を補う」事が中心になります。 今回のなでしこジャパンは、平均身長も小さく体格では劣ります。 しかし、その俊敏性(アジリティ)というストロングポイントを活かして繋ぐ、しかもワンタッチ・ツータッチでテンポ良くつなぐサッカーを戦術としました。 そういった自分達の強い部分を出して勝ちきった優勝は大きな価値がありますし、他のスポーツでも今後研究されていくのではないでしょうか。 ビジネスの世界でも、そのメンタルコントロールなどは研究されていくでしょうね。 本当に素晴らしかった!! 日本国民、特に東北の方々は勇気付けられたと思います。 そんな彼女達は日本の誇りです。 お疲れ様でした。 <なでしこジャパン関連ツイートまとめ> なでしこジャパン。これから向かう目標を語ってるのに、「既に達成した」「既成事実」のように聞こえる時は、それだけ達成を明確にイメージしている時で、そういう時は本当に達成する。出発前のインタビューで選手たちは、涼しい顔で「金メダルを取りにいく準備をしています。」と言っていた。 13時間前 HootSuiteから なでしこジャパン。 ゴールした後に一瞬だけ喜んですぐに踵を返す姿は、到達地点をみんなが分かってるから。喜ばない選手もいた。そういう姿勢に頼もしさと期待を感じた。 13時間前 HootSuiteから なでしこジャパン。 PK戦前の円陣で、佐々木監督を始めとする選手たちは笑顔。まるで、他人の戦いを応援しているかのよう。この人たちの精神状態、すごく興味深い。 13時間前 HootSuiteから なでしこジャパン。 今回の優勝は何がすごいかって、強豪国と全て当たって、打ち合って勝ってるところ。誤審もなかったし、ラッキーな要素が無い。日本の優勝も、澤さんのMVPも、誰も文句は無いだろう。実力の勝利。 13時間前 HootSuiteから 激しく同意。 RT @tsugihara "資生堂には次のツバキの広告には是非ナデシコを起用して欲しい。まさに彼女達こそ日本を代表する女だもの!" 13時間前 HootSuiteから 日本は、世界の舞台では「惜しくも…」「善戦」に終始してきた。でもそれが、WBCや、男女のサッカーW杯などで勝ちきれるようになってきた。本当に喜ばしい事。 13時間前 HootSuiteから なでしこジャパン。GKの海堀選手。味方が蹴るPKには背を向けて見ないようにしていた。それは、不要な気負いやプレッシャーを背負わずに、目の前のPKを「いつもと変わらない一本」にするための、集中力の高め方だったと思う。 3分前 webから $Columnist さぁ主張を始めよう。