昨年の南アフリカW杯も戦った、サッカー日本代表選手。
最近、
加藤ローサさんとの
おめでた婚が話題になりました。
そんな、
松井大輔選手の著書です。
実際は、サッカーダイジェストの連載をまとめたものですが、フランスに渡ってから現在に至るまでの、苦悩や成長が時系列でよくわかります。
「周囲を気にせず、自分自身に集中する」
この言葉って、純日本風に考えれば、自己中に映ります。
でも、よくよく冷静に考えてみると…
周囲は変えられないし、自分が少し頑張ったぐらいで、組織や世界は動かないわけです。
でも、大抵の人はそれを変えようとして頑張る。そして変わらない事にストレスを溜める。
居酒屋で発散する。
そんな感じ。
でも、基本的に、自分以外のものを変える事は出来ません。
でも、逆説的な側面もあります。
もし、周囲を変える事が出来るとすれば、「自分の実力を100%発揮」している時。
矛盾した言い方ですが、周囲は変えられないけど、自分の実力を100%だしていれば、変わる為の手助けができるかも知れない。
しかも、全力を出す事で自分自身も成長できる。
結論としては、自分は「自分のできる事だけに集中する」事が非常に大事なんです。
漫画「はじめの一歩」にこんな言葉がありました。
リンク:HP(
http://goo.gl/Viy8p)
「努力したものが全て報われるとは限らん。しかし 成功した者は皆すべからく努力しておる。」
この逆説に似ています。
書評以外に話がそれまくりですが… 失礼…
松井選手はまさにそんな感じ。
自分の実力をだす事に集中し、どんな事もポジティブに受け止め、後悔はしない。
周囲に起こっている事は、諸行無常と受け止め、自然に身を任せる。
素晴らしいあり方だと思います。
見習いたいところです。