「演じる力」 が生み出すエネルギー
最近気づいた事があります。
それは…
結果を出している人、成功している人ほど、「演じている」要素があること。
分かりやすいのがスポーツ選手やアーティスト。
コートの中では、手足を振り回し、「俺を見ろ!」みたいな選手が、私生活では物静かでインドアだったり。
ライブでは、まるで教祖のように振舞うアーティストが、私生活では人前でカラオケを歌うにも緊張するとか。
ビジネスマンでもそうで、スーツを着た瞬間に別人になったり。
最初から、強烈で膨大なエネルギーを放っていた人も中にはいるでしょう。
しかし、「演じる事」が先にあって、中身が後で追いついていった人もいるように思います。
私が注目したのは共にサッカー選手。
中田英寿さんと、本田圭佑さんです。
二人は、その風貌や経歴、言動、「孤高」といったイメージによく共通点が指摘されます。
そして言動や風貌、服装がどんどん変わっていったところも印象的な人です。
このお二人の変わり方を画像で見てみましょう。
【中田英寿さん】
<Before:イタリアリーグ入団当初>
<After:海外での成功後>
【本田圭佑さん】
<Before:オランダリーグ入団当初>
<After:海外での成功後>
もちろん、加齢による思考、嗜好の変化や、手にした自信からでる表情もあるでしょう。
しかし、「演じる事」が先にあった印象があります。
また、演じるためのスイッチも色々あると思います。
中田英寿さんの場合の「サングラス」だったり。
本田圭佑さんの場合の「金髪」だったり。
「ありたい自分」「なりたい自分」を演じる事で、中身が後からついてくる。
そしていつしか、「演じていた自分」 が 「普通の自分」 になり、もう一つ上の 「なりたい自分」 をイメージする。
そして演じる。
この繰り返しによって、お二人は異常なスピードで成功への階段を上って行ったのではないかと想像します。
「リアルにイメージする力」に加えて、「演じる力」を身につければ、どんどん自分を変化させる事ができます。
自分を変化させる事ができれば、環境も変わり、お付き合いする人も変わり、自分のステージも変わります。
成長、前進、変化、成功。
文字にするとシンプルです。
しかしはっきりしているのは、自分を変えなければ手に出来ないものである事。
指をくわえて普通の生活を送っていたら、空から降ってくるものではありません。
最後に、この文章を書こうと思ったきっかけとなったセリフで締めくくります。
これは痛い名言…(汗)
「誰もがもっと良くなりたいと思っていても、変わりたいとは思っていない」
by Jonathan Fields