映画評…真実の行方 … 犯罪者が無罪になる可能性もある
真実の行方 [DVD]/リチャード・ギア,エドワード・ノートン
¥1,575
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1996年公開の、少し古い映画を見ました。
2000年ぐらいに一度見たことがあって、その印象があまりにも強烈でしたが、その後見るのはこれが初めてです。
容疑者を弁護する弁護人(リチャード・ギア)が、殺人罪に問われている容疑者(エドワード・ノートン)の多重人格をあらゆるシナリオで立証し、無罪に導くというものです。
「冤罪」と言う言葉があります。
本当は無罪の人が、有罪になることです。
しかし、この映画はその逆。
本当は有罪の人が無罪になってしまう。
どのような立場の人でも人権は尊重されていて、裁判を争う権利があります。
弁護士の腕、シナリオ、証言、証拠によって、判決が下される。
特に近年は、日本でも裁判員裁判が導入され、その方々に与える印象も判決を左右します。
人間が行うことである以上、全て正しいことは出来ません。
そういった事を追求している映画です。
とにかく、キャストの方々の演技力。
舌を巻きましたね。
恐れ入った!