シルタス!

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フェラーリ ブランド意識を高め、最高峰としてのプライドを「内側から」確立する環境づくり

めったにTVを見ないのですが、たまたまスイッチを入れたのが 奇跡体験アンビリーバボー リンク:番組公式HP(http://www.fujitv.co.jp/unb/index2.html) 素晴らしすぎて思わず見入ってしまいました。 あの高級車、フェラーリの滅多に取材できない工場への取材でした。 リンク:番組公式HP(http://www.fujitv.co.jp/unb/index2.html) まず目を引かれたのは、美術館のような建屋が並んでいた事。 なんでも、有名なデザイナーたちのデザインによるものなんだとか。 そして、禁断の工場内へ入ると、清潔なライン現場(本当に工場とは思えない)、その先にはなんと…森のように生い茂る樹木がありました。 なんとも崇高な感じで、工場の概念を完全に覆されました。 さらに、一番驚いたのは、工場の中にずらりと並べられたフェラーリ。 約20台ほどあったと思います。 これらはなんと、工場の職員達が「自分たちはフェラーリを作っているんだ!」というプライドを高められるために並べているのだそうです。 こうした労働環境が評価され、2007年には、工場にも関らず、ヨーロッパで最も環境の良い職場と認められたとの事。 日本的経営の常識って、どうしても「経営理念」だとか、そういった「言葉」に向きがちです。 でも、世界的に成功している企業は、言葉のみならず、そういった企業のバックボーンや、フィソロフィーを浸透させ、そこで働いている事への誇りまで培ってもらう「環境」まで用意しているのですね。 百聞は一見にしかずじゃないけど、人間が変化し、成長するには「体験する事」が一番早い。 そういう意味では、日本のように「コツコツ」「根気強く」「言葉で」マネージメントするより、まず環境を用意してしまうのはヒントになる気がしました。 言葉はえてして綺麗事にもなりえますので。 常勝ブランドの凄みをまざまざと見せ付けられました。